所得制限なき高校授業料の無償化、議論が活発化。

本日、衆議院財務金融委員会において、日本維新の会の斎藤アレックス議員が教育無償化について言及した。
近頃では私立高校を含めた高校の授業料無償化について、様々な媒体で議論されている。

本記事については、下記のニュースに関して所見を述べる。

「大阪ではタダなのに…」大阪で私立人気高まり公立70校定員割れ 高校無償化巡る維新・与党議論は平行線

https://news.yahoo.co.jp/articles/82cc5503445a207e6b465592e2fa740f02e1e508
出典:Yahoo!ニュース(関西テレビ放送) 提供元リンクは以下
https://www.ktv.jp/news/articles/?id=17566

先ず、筆者の考えとして私立高校の授業料無償化は反対である。
大前提ではあるが高校は義務教育ではなく任意であり、当然に受けるサービスに対し対価を支払う必要があるのではないか。

しかし、我が国では直近(令和6年)、全国の高等学校進学率は98.6%と先進国の中でもトップクラスである。
教育機会の均等について考慮すれば、公立高校の授業料無償化は理解できる。
だが、私立高校は民間の学校法人による運営であり、独自性を考えれば公費の投入は望ましくない。また、地域によって私立高校の立地や教育水準も異なることを考慮すると無償化は相応しくない。

それならば公立高校における環境の充実および低所得者向けに対して学校諸費等の補助などをするべきではないか。別の視点で筆者の提案だが、インフラ設備に関する工業科目を設ける高校の補助拡大だ。

埼玉県八潮市において道路の陥没によりトラックが転落した事故については、ご存知の方も多いだろう。
ABEMAプライムの番組で、配管業者の意見ではインフラの老朽化対策には教育と人手不足が課題と述べ、これは工業高校の設備科に対する社会的認知度など様々な理由があると語った。

インフラ整備については必要な仕事であるのは言うまでもない。課題の解決に向けて、教育面としては授業料無償化は勿論、他の諸費用も考慮して欲しい。
筆者も工業高校の卒業であるため、授業料以外にも材料実習費や器具・作業服など色々と親には金銭面で苦労をかけた。そのため、該当の高校に進学する学生に対し、より一層補助を行っていただきたい。

さて、話は変わって肝心の教育を受ける学生および保護者に対して意見する。
取り上げた記事の文中を確認すると、兵庫県在住で大阪府内の高校に通うAさん(2年生)がクラスメイトから「『うちらタダやのにかわいそう』ってあおられます。」と記載されている。

そのクラスメイトについては、勘違いも甚だしく早急に考えを改めて頂きたい。
タダではなく”公費で負担して学ばせてもらっている身”である事を自覚すべきであり、お客様ではない。
まして”かわいそう”などとクラスメイトを煽るとは、由々しき行為だ。私立高校に進学して勉強はできているかもしれないが、人格形成においては劣っていると言わざるを得ない。
学ぶ姿勢と意欲、そして人としての在り方や生き方を大切にしていただきたい。

最後に”無償化”と言う言葉は、このような誤解を生むため公費助成などと変えるべきではないだろうか。

 


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