令和の米騒動、その元凶に物申す。

”なぜ”米が買えないのか。
連日マスコミが報道をしているが、都市部以外の話を聞くとそうでもない様子だ。それに、都市部でも飲食店ではいつもどおり頂くことができる。近頃の米不足は昨年の不作、コロナ禍の反動やインバウンドとささやかれているが、果たしてそうだろうか。
まず昨年の不作という理由だが、2023年度の米作況指数は「101」と平年並みの結果で全く理由にはならない。
次に日本の米の消費量については年々減少傾向であり、小麦などの物価高騰で割安感により増えたと一部報じられているが微々たるものだろう。インバウンドも同じく全体の消費量から見れば、約0.4%であり、理由にはならない。
既に”減反政策”によるものと言われているが、それも一理ある。しかしながら、米が買えない原因は買い占めであると筆者は考える。
コロナ禍の当初にマスク増産で紙製品が買えなくなるとの噂が拡散して、トイレットペーパーなどが一時お店から姿を消した。スーパーやドラッグストアの開店前から行列を作り、過剰に買い占めている人が大勢いたことを思い返して頂きたい。勿論マスコミもチャンスだと思い過剰に煽っていたが、増産体制が整い程なく解消した。
だが精米はトイレットペーパーと違い、賞味期限があるため過剰に抱えている人たちが、しばらくは購入を控える事が予想される。そのため、おいそれと供給を増やすことはできない。 余ってしまえば破棄せざるを得ないし、適正な価格を維持することが難しくなるからだ。一部の中間業者が価格を吊り上げるために出し渋っているとの見方もあるが、根拠はあるのか疑問が残る。

今回の米不足の最たる理由は、過去の教訓から何も学ぼうとせず、目の前の不安に駆られて飽くなき欲望に限り無く手を伸ばしている人達だと筆者は意見する。少々辛辣な言い方になってしまったが、人間誰しも不安を抱くことがあるが克服する事が大切であることを伝えたい。

今は無いかもしれないが、サプライチェーンが崩壊しているわけでもない。しばらく辛抱すれば、また店頭に並ぶだろう。
その間は、代替の物を考えて食べてみては如何なものか。筆者は料理クリエイターの一面もあるが、久しぶりにバスマティライスを使って日々インド料理を食して楽しんでいる。残暑残る日々だがスパイスを掛け合わせることで、身も心も健康を保っている。

日本国民として白米にこだわるの分かるが、今一度熟慮した行動を求めたい。

 


最後までご覧いただきありがとうございます。
ブログ村ランキングに参加しておりますので、下記のボタンを押していただけると幸いです。
何卒、ご支援の程よろしくお願いいたします。


にほんブログ村

それでは、また。

コメント