第5回コロナワクチン被害者慰霊デモ・大阪

新型コロナワクチンを接種して15時間後に死亡した男性の遺族が、国や製薬会社に提訴していた件について、8月22日に神戸地裁にて裁判が始まった。原告側は重大な過失があると主張した。対して国側は争う姿勢を示した。
同日、厚生労働省の疾病・障害認定審査会の審議にて新たに33名の方が新型コロナワクチンの接種健康被害として認定され、累積で7,970件となった。
日を追うごとに被害者が増えている状況の中、大阪にてとある市民団体が犠牲者に対して慰霊の行動を起こした。

8月25日、市民団体「埼玉・大阪社会勉強会、日本と子どもの未来を考える会(一般社団法人ノーシープ)」主催、および「NPO法人駆け込み寺2020」共催によるデモ行進が行われた。総勢約80名の方が集まり最高気温32度の蒸し暑い中、大阪市西区にある靭公園から御堂筋を通り、大阪市浪速区にある元町中公園までの約3.4㎞を行進した。

今回のデモ行進は、これまでとは違いシュプレヒコールなどは上げない。また行進時の注意事項として、談笑したり歯を見せることはしないよう行進前に注意説明が行われた。
今回の目的は慰霊であり、コロナワクチンで犠牲になった方々の霊を慰めるための行動だ。周知も含まれているが、本来の目的を参加者等は忘れることなく実行した。

筆者は出発から終着まで同行し、撮影だけではなく周囲の観察も行った。
デモ隊に対して頭を下げる方、合掌する方、胸に手を当てる方など様々であった。通常のデモとは違う一面があり、大衆もデモの意図を理解していただいたようだ。
しかしながら無関心の方もいれば、沿道でスタッフがチラシを渡そうとすると逃げるかのように足早に去る方もいた。
混迷する世の中ではあるが、命を大切にする社会になるよう願っている。

出発地の靭公園、隊列を組み主催者から説明を受けるデモ隊

デモ隊に注目する沿道の方々

御堂筋新橋交差点を南下するデモ隊、沿道の方も静かに見送った。

粛々と行進するデモ隊

終着の公園で参加者等にお礼をする僧侶

 

 

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