R6.8.4 広島平和式典へのイスラエル招待に抗議!!

7月31日(水)に長崎市の鈴木市長は、8月9日(金)に行われる平和祈念式典にイスラエルの代表を招待しない事を決めた。鈴木市長は6月に同国のギラッド・コーヘン駐日大使に対して「被爆地の市民は心を痛めている」と、即時停戦を求める書簡を送っており、招待を保留していた。
昨年10月より始まったイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への軍事侵攻により4万人近くの犠牲者が出ている。民間人へのジェノサイド(大量虐殺)を行う国を、平和式典に呼ぶのは言語道断であり、鈴木市長の判断を支持する声は多い。しかしながら、コーヘン大使は不招待を決めたことは遺憾であると表明した。

長崎市と対応が分かれたのが広島市だ。明日6日(火)に開かれる令和6年平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)にはイスラエル側も招待されている。但し「即時停戦を求めるメッセージを記載」したうえでの話だ。式典に参加するかは定かではないが、参加した場合は世論からの批判は避けられないだろう。
そのような中、全国でイスラエルの広島平和式典への招待に関して市民が抗議運動を起こしている

昨日4日(日)、関西一円から集まった有志がアクションを起こした。
大阪・なんばの道頓堀橋にて「SOLIDARITY FROM OSAKA 広島平和式典に虐殺国家イスラエルを招待するな!」のイベントが開かれた。参加者らは人通りが多いなか、パレスチナ国旗やプラカードを掲げ、通り行く人々へアピールした。また、参加者の一部は「平和を象徴しない鳩」となり、「傷ついた羽」の衣装をまとって抗議の意を表した。
イベントでは各種スピーチやシュプレヒコールの他に、キャンドルを灯して犠牲者に対して黙とうを捧げた。

道頓堀橋の東側歩道で対をなしてアピールする参加者

当日はゲリラ豪雨にて開催が心配されたが開始時には好天となった。

演説する運営チーム、白色の羽織は「鳩」赤い飾りは「傷ついた羽(血)」の意だ。

犠牲になった方へ黙とうを捧げる参加者等。

家族で参加されたトルコ人のアフメットさん。息子さんを肩車して、お子さんはキャンドルを高く掲げた。

スピーチをする参加者。

1時間以上プラカードを掲げる参加者、蒸し暑いなか確固たる意志を感じた。

取材をしていた筆者が撮影する事となった集合写真。まったく予期していなかったので、入りきらない方には大変申し訳ない気持ちであった。
これなら広角レンズやストロボに脚立を持っていけば良かったと惜しんだ。

なお、当日は名古屋でも市民団体「ガザ緊急アクション」によるデモが行われていた。イスラエルならびに協力する行政や企業に対する抗議運動は益々活発になっていく事が予想される。
広島市長はイスラエルを式典に招待したことについて「被爆者の思いというものを、あるいは平和のメッセージというものを共有してもらう。」ためと会見で説明したが、大量虐殺を平気で行い国際世論を無視する国が”平和”を語る資格などはないと筆者は強く主張する。

 

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