10月27日衆議院議員選挙が行われ、政権与党の自民党及び公明党が大敗する形となった。
議席が過半数に至らなかったことにより少数与党になったことで、今後の政局不安定になることが予想される。
また11月5日には米大統領選が控えており、共和党候補のドナルド・トランプ氏と民主党候補のカマラ・ハリス氏が激しく競り合っている。今回の大統領選は世界に大きな影響を与える事から、世界中が注目している。
ガザやウクライナに加え台湾情勢など、混迷が続く世界情勢に歯止めをかける事ができるか結果が待ち遠しいところだ。
それでは2024年10月の為替動向について。
概況
10月は総じてドル高の展開となった。月初の雇用統計では非農業部門雇用者数が+25万4千人の結果となり、前月に比べ大幅に増加した。その他の重要指標も強い結果となったこともドル高に貢献した。
またFRBのウォラー理事が”利下げのペースは慎重に判断する”と発言したことから、利下げ期待が後退したこともドル高に寄与した。
そして本邦では日銀の植田総裁が月末に会見し、”引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる”と述べた。政策判断に当たっては”時間的な余裕がある”と度々発言してきたが、利上げタイミングのキーワードとなっており今後は使わないと語った。
USD/JPY・ドル円
OPEN:143.623 / HIGH:153.877 / LOW:142.962 / CLOSE:152.026
前月比:+8.403 (+5.85%)
月初よりファンダメンタル要因で上昇傾向で始まり、4日の雇用統計で先月高値を更新した。
上弦の線と同方向で堅調に推移したが、上段上弦の線で抑えられているところがポイント。
EUR/USD・ユーロドル
OPEN:1.11345 / HIGH:1.11437 / LOW:1.07608 / CLOSE:1.08831
前月比:-0.02514 (-2.26%)
ドル円と逆パターンで推移、下段下弦の線を割っているが-1ラインで支えられている。
そこから反転して-0.5ライン手前で引けとなっており、トレンド転換したかは断定できない。
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