Forex Weekly Report 2024 WN29(7/15-19)

どうも皆さん、KOZIです。

昨日は世界規模でのシステム障害により各地で影響が出ました。CrowdStrike製セキュリティソフトを導入しているWindowsOSパソコンを立ち上げる際にブルースクリーンが表示される問題です。元MSテクニカルサポートなどエンジニアをしていた私からすると「またか」と思ってしまいました。原因が直ぐに特定されたのは良いですが、この場合は1台ごとに処理をしないといけないので至極面倒です。現場のアドミンの苦労が伺えます。

さて、今週について注目をしたのがFRB関係者の発言ですね。データ次第では年内の利下げが可能になってきているとの事で、今後のデータに注目が集まります。

それでは今週のマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 158.085 158.854 155.366 157.381 -51.9 / 0.33%
EUR/JPY 172.075 172.920 169.982 171.240 -93.5 / 0.54%
EUR/USD 1.08826 1.09480 1.08715 1.08810 -23.3 / 0.21%
GBP/USD 1.29625 1.30445 1.29009 1.29104 -75.1 / 0.58%
ドル指数(USDX/DXY)  104.084 104.510 103.650 104.365 28.1 / 0.27%
10年債利回り(US10Y)   4.235 4.249 4.144 4.241 0.054 / 1.29%
日経平均 41366.79 41520.07 39824.58 40063.72 -1126.89 / 2.74%
NYダウ 40138.40 41376.00 40136.10 40287.54 286.63 / 0.72%
S&P500 5638.16 5669.67 5497.04 5504.99 -110.35  / 1.97%
WTI原油先物 82.35 82.90 78.58 78.58 -3.55 / 4.33%
金(US$/OZ) 2410.61 2483.76 2393.95 2400.38 -10.40 / 0.43%

出典:TradeView(通貨レートはFXCM、株価指数/商品はTVC or Yahoo! finance)

 

②各種指標・イベント

今週の主な経済指標結果・要人発言

15
(Mon)
米国 ニューヨーク連銀製造業景気指数 (7月)>結果:-6.60/予想:-5.50/前回:-6.00
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【FRB パウエル議長】
第1四半期には自信を高めさせるものは何も得られなかった。だが、先週発表された1つを含む第2四半期の3つの指標で、幾分自信は深まった。インフレが鈍化し、労働市場は実際に冷えてきた。われわれは両方の責務に目を向けるつもりだ。これらのバランスはかなり改善していると語った。
16
(Tue)
ドイツ ZEW景気期待指数 (7月)>結果:41.8/予想:41.2/前回:47.5
EU圏 ZEW景況感指数 (7月)>結果:43.7/予想:48.1/前回:51.3
米国 小売売上高 (前月比)(6月)>結果:0.0%/予想:-0.3%/前回:0.3%
米国 コア小売売上高 (前月比)(6月)>結果:0.4%/予想:0.1%/前回:0.1%
カナダ 消費者物価指数 (前月比)(6月)>結果:-0.1%/予想:0.1%/前回:0.6%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【FRB クーグラー理事】
過去3カ月のインフレ統計で裏付けられたように、ディスインフレがより急速に進み、過去数回の雇用統計に見られるように雇用は軟化しつつも底堅さを維持し、経済状況がこのような好ましい形で展開し続けるなら、年内の金融緩和開始が適切になると予想していると述べた。
17
(Wed)
英国 消費者物価指数 (前年比)(6月)>結果:2.0%/予想:1.9%/前回:2.0%
英国 消費者物価指数 (前月比)(6月)>結果:0.1%/予想:0.1%/前回:0.3%
EU圏 消費者物価指数 (前年比)(6月)>結果:2.5%/予想:2.5%/前回:2.6%
EU圏 消費者物価指数 (前月比)(6月)>結果:0.2%/予想:0.2%/前回:0.2%
EU圏 コア消費者物価指数 (前年比)(6月)>結果:2.9%/予想:2.9%/前回:2.9%
EU圏 コア消費者物価指数 (前月比)(6月)>結果:0.4%/予想:0.3%/前回:0.4%
米国 建築許可件数 (6月)>結果:1.446M/予想:1.400M/前回:1.399M

◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ニューヨーク連銀 ウィリアムズ総裁】
ここ3カ月のデータは、われわれが求めているディスインフレトレンドに近づいていることを示している。これは前向きな兆しだ。インフレが目標の2%に持続的に向かっているとの確信を深めるため、さらに多くのデータを確認したい。今の政策スタンスはうまくいっているという感触がある。このようなデータがもっと出てくれば、私自身もっと確信が持てるようになるだろうと語った。
【FRB ウォラー理事】
現在のデータはソフトランディング達成と整合的であり、向こう2カ月ほどはこの見方を補強するデータを探していきたい。最終地点に到達したとは考えていないが、政策金利の引き下げが正当化される時期に近づいているだろうと述べた。
18
(Thu)
オーストラリア 失業率 (6月)>結果:50.2K/予想:19.9K/前回:39.5K
英国 雇用者数 (前月比)(5月)>結果:19K/予想:18K/前回:-140K
英国 失業率 (5月)>結果:4.4%/予想:4.4%/前回:4.4%
英国 失業保険申請件数 (6月)>結果:32.3K/予想:23.4K/前回:51.9K
EU圏 ECB政策金利発表 (7月)>結果:4.25%/予想:4.25%/前回:4.25%
米国 新規失業保険申請件数>結果:243K/予想:229K/前回:223K
米国 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (7月)>結果:13.9/予想:2.7/前回:1.3
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【サンフランシスコ連銀 デーリー総裁】
最近のインフレデータは極めて良好だが、われわれはまだそこに到達していない。現時点では物価安定を手にしておらず、それを達成するための持続可能な道筋にあると確信する必要がある。変曲点を迎えている。雇用情勢のさらなる減速は保証はできないが、失業率のさらなる上昇を招く可能性がある。従って当局は両方の責務を念頭に置かなければならないと語った。
19
(Fri)
英国小売売上高 (前月比)(6月)>結果:-1.2%/予想:-0.6%/前回:2.9%
英国 コア小売売上高 (前月比)(6月)>結果:-1.5%/予想:-0.5%/前回:2.9%
ドイツ 生産者物価指数 (前月比)(6月)>結果:0.2%/予想:0.1%/前回:0.0%
カナダ小売売上高 (前月比)(6月)>結果:-0.8%/予想:-0.5%/前回:0.6%
カナダ コア小売売上高 (前月比)(6月)>結果:-1.3%/予想:-0.5%/前回:1.7%

◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【エストニア中銀 ミュラー総裁】
次回会合が9月に開かれるのであれば、あまり前もって約束しないことが重要だと思う。金融市場が織り込んでいる期待を見れば、少なくともあと1回の利下げが予想されているのは事実だが、私個人としてはコメントしないと語った。
【エストニア中銀 ミュラー総裁】
年内にあと2回の利下げがあるとの投資家の見方に同意する。ディスインフレの傾向は明らかだが、サービスインフレ上昇は依然として急だ。サプライズやブラックスワンがなく、インフレ率が予想通りに収束すれば、次回の会合でさらなる金融緩和が検討されるのは間違いない。私は9月に利下げ問題が議論に諮られることを疑っていない。ただ、ECBは今後数週間、新たなデータを見極める必要があるため、その動きが実現するかどうかは不透明だと語った。

 

③トレード

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
上弦・下弦の線が交差する地点をクロスポイントと称します。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。週引けの縦線にある薄い白色は先々週以前に保有しているポジションです。

USD/JPY_1H週折り返しを過ぎて、木曜の午前に下段の下弦の線で支えられ上昇していく傾向が見られました。再び午後に下弦の線で支えられたので買いを仕掛けました。利確については翌金曜の夕方前に0ラインで停滞しているのを確認したので持ち越さずに利確撤退しました。
週オープンの中心線にある薄い✓は先々週から持ち越しているポジションです。

EUR/USD_1H今週も窓が開いて一部の界隈では窓埋め作戦が賑わってますね。但し安直な考えでは通用しない事を伝えておきます。
さて、トレードの方ですがドル円と似たような感じではありますが、エントリー自体は週折り返しに加えて1.25ラインで抑えられたので売りを仕掛けました。こちらについては下がっていく余地がありそうなので、週ロールオーバーしています。来週の展開次第となります。

GBP/USD_1Hこちらもユーロドルとほぼ同じですが、週末にかけての下落に差がありますね。これは小売りの指標が予想以上に悪かったことが原因でしょう。

BTC/JPY_1H

あっさりと1000万円台まで戻しましたね。いずれは戻ると予想していましたが、予想以上に躍進しました。特段の材料は無かったように思いますが、調べても出てきませんでした。

ちなみに、今週も特に取り上げる記事はありませんでした。インドで取引所がハッキングされたぐらいでしょうか。セキュリティ意識を持つのも大切ですが、意識だけではなく知識も持つと昨日の世界規模でのIT障害に即座に対応できますので、心掛けたいですね。

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

 

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それではアデュー♪

 

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