Forex Weekly Report 2024 WN27(7/1-5)

どうも皆さん、KOZIです。

今週はイギリスの総選挙で労働党が圧勝し、政権交代となりました。また7月7日の七夕はフランス総選挙、国内では東京都知事選・鹿児島県知事選の他に多くの市区町村で選挙が行われます。国内外問わず、週明けは気になる所ですね。

さて、今週はFRBおよびECBの要人発言が多くありましたが、今後の見通しについて特に影響する発言はありませんでした。

それでは今週のマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 160.686 161.951 160.329 160.760 -7.5 / 0.05%
EUR/JPY 172.532 174.516 172.532 174.228 190.5 / 1.11%
EUR/USD 1.07432 1.08426 1.07099 1.08382 127.4 / 1.19%
GBP/USD 1.26466 1.28170 1.26154 1.28121 170.3 / 1.35%
ドル指数(USDX/DXY)  105.849 106.054 104.825 104.875 -97.4 / 0.92%
10年債利回り(US10Y)   4.410 4.493 4.271 4.282 -0.118 / 2.68%
日経平均 39839.82 41100.13 39457.62 40912.30 1329.44 / 3.36%
NYダウ 39186.20 39438.36 39037.94 39375.88 257.01 / 0.66%
S&P500 5471.08 5570.33 5446.53 5567.20 106.71  / 1.95%
WTI原油先物 81.44 84.49 81.44 83.29 1.85 / 2.27%
金(US$/OZ) 2326.15 2392.91 2318.60 2391.24 64.83 / 2.79%

出典:TradeView(通貨レートはFXCM、株価指数/商品はTVC or Yahoo! finance)

 

②各種指標・イベント

今週の主な経済指標結果・要人発言

1
(Mon)
ドイツ 製造業購買部協会景気指数 (6月)>結果:43.5/予想:43.4/前回:45.4
EU圏 製造業購買部協会景気指数 (6月)>結果:45.8/予想:45.6/前回47.3
英国 製造業購買部協会景気指数 (6月)>結果:50.9/予想:51.4/前回:51.2
ドイツ 消費者物価指数 (前年比)(6月)>結果:2.2%/予想:2.3%/前回:2.4%
ドイツ 消費者物価指数 (前月比)(6月)>結果:0.1%/予想:0.2%/前回:0.1%
米国 製造業購買管理者指数 (6月)>結果:51.6/予想:51.7/前回:51.3
米国 ISM製造業購買担当者景気指数 (6月)>結果:48.5/予想:49.2/前回:48.7
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ECB ラガルド総裁】
利益と賃金、生産性の連環がどのように展開するのか、そして新たな供給側の衝撃にユーロ圏経済が打撃を受けるかどうかといった問題を中心に、将来のインフレについてはいくつかの不透明性がまだある。十分なデータを収集し、インフレが目標値を上回るリスクは過ぎたと確信できるには時間がかかるだろう。勝利を宣言するのはまだ早いと述べた。
【リトアニア中銀 シムカス総裁】
データが予想通りであれば、年内に2回の追加利下げという期待は自分自身の考えと一致する。ECBの金融政策は依然として極めて景気抑制的だ。3%を上回る金利は全て抑制的な領域だと自分は信じている。従って、ECBには一定の行動余地がある。ただし、7月利下げの可能性は消えたと思う。しかし将来的には、経済予測が出てくる会合だけに制限するべきではない。新たな経済予測の提示がない会合で利下げの必要があるとの見解で一致するなら、行動できるようにするべきだと述べた。
【ニューヨーク連銀 ウィリアムズ総裁】
FRBが2%のインフレ目標を持続的に達成する道を進んでいると私は確信していると語った。
2
(Tue)
EU圏 消費者物価指数 (前年比)(6月)>結果:2.5%/予想:2.5%/前回:2.6%
EU圏 コア消費者物価指数 (前年比)(6月)>結果:2.9%/予想:2.8%/前回:2.9%
EU圏 失業率 (5月)>結果:6.4%/予想:6.4%/前回:6.4%
米国 JOLT求職 (5月)>結果:8.140M/予想:7.960M/前回:7.919M
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ECB レーン専務理事】
7月の会合にとって問題は経済面になるだろう。6月のインフレデータを巡ってはサービスインフレに疑問が残る。こうしたデータでそれは解決しないと語った。
【ECB デギンドス副総裁】
不確実性が依然として高いことを踏まえると、金利引き下げに向けて事前に設定された道筋がないことはかなり明白だ。インフレ率が、ECBの定義する物価安定の水準に収束すると確信しているが、我々は非常に慎重でなければならないと述べた。
【シカゴ連銀 グールズビー総裁】
インフレ率は2%への道筋をたどっているとみている。インフレ率が低下しているのに金利を据え置けば、金融政策を引き締めていることになる。インフレ率が4%余りの時に金利は今の水準だった。そこからインフレ率は2.5%近くまで低下している。従ってインフレが減速している時にこの金利水準を維持しているのであれば、それは引き締めだ。引き締めを望む理由は、インフレ率が2%への低下軌道にはないと考えている場合だと述べた。
【ECB ラガルド総裁
ECBは債券市場を注視している。やるべきことを果たさなくてはならないのは明確だ。われわれの責務は物価安定だ。物価安定は明らかに金融の安定に依存しており、われわれはそれを注視している。なぜならそれが職務の一環であるからだ。今後もそうしていく。
(フランス総選挙について)加盟国の政治的な状況についてコメントはしない。選挙を控えている国についてはなおさらだと語った。
【FRB パウエル議長】
米経済は力強く、労働市場も強いことから、われわれは時間をかけて正しく対応することが可能だ。それがわれわれの計画でもある。前回のインフレ統計とその前のデータについて、ディスインフレの軌道に戻りつつあることを示唆している。最近見られたようなデータがさらに続くのが望ましいと述べた。
3
(Wed)
オーストラリア 小売売上高 (前月比)(5月)>結果:0.6%/予想:0.3%/前回:0.1%
ドイツ サービス業購買部協会景気指数 (6月)>結果:53.1/予想:53.5/前回:54.2
EU圏 サービス業購買部協会景気指数 (6月)>結果:52.8/予想:52.6/前回:53.2
英国 サービス業購買部協会景気指数 (6月)>結果:52.1/予想:51.2/前回:52.9
米国 ADP非農業部門雇用者数 (6月)>結果:150K/予想:163K/前回:157K
米国 新規失業保険申請件数>結果:238K/予想:234K/前回:234K
米国 サービス業購買部協会景気指数 (6月)>結果:55.3/予想:55.1/前回:54.8
米国 ISM非製造業指数 (6月)>結果:48.8/予想:52.6/前回:53.8

◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
要人発言なし
4
(Thu)
重要な指標はなし
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【前ECB専務理事 プラート氏】
ECBは金融市場でストレスが発生した場合に安易にフランスを支援することはないと、投資家に理解させる必要がある。現段階では市場は恐らく中銀に対して少し期待し過ぎている。当局者は厳しい姿勢でいるべきだと思う。ハードルは非常に高くなければならない。
(今週2日のラガルド総裁の発言に対し)総裁発言については、その通りだと思う。同時に市場はそう簡単に中銀の介入を期待すべきではないことも確かだ。従って、少なくとも当分の間は十分な曖昧さを残すべきだろうと語った。
【ポルトガル中銀 センテノ総裁】
経済主体を混乱させ結果的に信頼を損ね、われわれの決定の受け止めにダメージを及ぼすような前のめりや後戻りといった展開にならない軌道を描く必要がある。7月会合での利下げは可能かと問われたが、全ての会合で利下げは可能だ。われわれは金融政策サイクルの新しい段階に入り、初回利下げがこのプロセスの開始を決定づけた。これは中期的なプロセスになると述べた。
【ECB ラガルド総裁
ユーロ圏でディスインフレが続いているが、警戒を怠ってはならない。インフレが継続的に鈍化し、この闘いに勝利する道筋にあるとの自信が賃金や利益、活動のデータで裏打ちされていると確信する必要があると語った。
5
(Fri)
米国 非農業部門雇用者数 (6月)>結果:206K/予想:191K/前回:218K
米国 失業率 (6月)>結果:4.1%/予想:4.0%/前回:4.0%
米国 平均時給 (前月比)(6月)>結果:0.3%/予想:0.3%/前回:0.4%
カナダ 雇用者数 (6月)>結果:-1.4K/予想:27.3K/前回:26.7K
カナダ 失業率 (6月)>結果:6.4%/予想:6.3%/前回:6.2%

◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ニューヨーク連銀 ウィリアムズ総裁】
インフレ率は現在2.5%程度まで低下し、大幅な進展が見られる。しかし、持続的に2%の目標を達成するにはまだ距離がある。われわれは仕事を成し遂げることにコミットしていると語った。

 

③トレード

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
上弦・下弦の線が交差する地点をクロスポイントと称します。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。週引けの縦線にある薄い白色は先々週以前に保有しているポジションです。

USD/JPY_1H週明けから始値を意識することなく上昇していきましたが、ポイントは162円だと予想しておりました。チャート上では162円目前の161.919に1.25ラインがあることから、ここで売りを仕掛けようと待ち構えていました。なお、指値を置かなかった理由は急変に備えるためです。水曜の週折り返しポイントで勢いも弱くなってきて、さらに1.25ラインで抑えたので売りを仕掛けました。昨夜の雇用統計は、事前予想では微妙な結果だったので手仕舞いはせず週持越しする事を決めて引けとなりました。

EUR/USD_1H今週は週明けで大きく窓が開いたので当初からどこで売りを仕掛けるか探っていました。こちらも1.25ラインで抑えたので売りを仕掛けました。その後は落ちていき、先週終値に到達で利確撤退しました。そこから反転上昇していったのでエグジットしてなければ危うかったですね。

GBP/USD_1Hこちらは引き続きノートレードでした。今週は総選挙もあり、労働党が圧勝となりました。しばらくはポンドも様子見が続きそうです。

BTC/JPY_1H

週明けの時点(為替市場OPEN)で1000万円まで戻しており、動向が気になっていました。先週からMt.Gox(マウントゴックス)の件は話題となってましたが、昨日の5日に弁済が開始され一時900万円を割り865万まで落ち込みましたが、その後は持ち直して、週引け(為替市場CLOSE)では900万まで回復しました。アナリスト予想では売りは限定的との予想ですが、どうなることやら。夏枯れ相場とも言いますのでしばらくは様子見かな

さて、今週の特に気になった記事はありませんでした。
どこもMt絡みの話ばかりでした。

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

 

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それではアデュー♪

 

当ブログの内容は正確性・適切性・完全性を表明又は保証するものではありませんので、投資に関してはご自身のご判断で宜しくお願いいたします。

 

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