Forex Weekly Report 2024 WN26(6/24-28)

どうも皆さん、KOZIです。

今週は円安が進行し介入への警戒が高まりましたが、結局は入ることなく一時161円を超える値が付きました。反面ドルは米経済指標の弱気により低下、利下げ観測が強まり長期国債も軒並み低下している状態です。
また米大統領選も注目され、現職バイデン大統領の評価が急落しトランプ氏が優位な状況となっています。

それでは今週のマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 159.754 161.283 158.740 160.835 107.5 / 0.67%
EUR/JPY 170.675 172.446 170.238 172.323 148.2 / 0.87%
EUR/USD 1.06798 1.07464 1.06660 1.07108 19.8 / 0.19%
GBP/USD 1.26339 1.27025 1.26125 1.26418 1.4 / 0.01%
ドル指数(USDX/DXY)  105.832 106.130 105.371 105.849 1.7 / 0.02%
10年債利回り(US10Y)   4.255 4.402 4.211 4.400 0.143 / 3.36%
日経平均 38497.42 39788.63 38416.07 39582.86 986.46 / 2.56%
NYダウ 39184.49 39571.23 38908.99 39118.87 -31.47 / 0.08%
S&P500 5459.58 5523.64 5446.56 5460.49 -4.12  / 0.08%
WTI原油先物 80.58 82.68 80.21 81.44 0.91 / 1.14%
金(US$/OZ) 2321.45 2339.79 2293.77 2326.41 4.96 / 0.21%

出典:TradeView(通貨レートはFXCM、株価指数/商品はTVC or Yahoo! finance)

 

②各種指標・イベント

今週の主な経済指標結果・要人発言

24
(Mon)
ドイツ IFO景況指数 (6月)>結果:88.6/予想:89.4/前回:89.3
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ECB シュナーベル理事】
ユーロ圏の金利が米国と大きく乖離する方向に進む可能性は低い。これまでのところ、実際あまりそうなっていない。マクロ経済は似ていないが、インフレ面ではそれほどの違いはない。一時的に若干の乖離があるとしても。全体として実際にそうなるかは分からない。自分はあまり懸念していないと述べた。
【シカゴ連銀 グールズビー総裁】
インフレに関してここ1カ月に見られたようなデータがさらに数カ月続き、実体経済の他の部分の状況も鈍化した場合、これまでのような景気抑制的な政策を維持すべきなのかという疑問を持ち始めざるを得なくなる。他の先進国がどのような状況にあるかという観点で見た場合、景気抑制の度合いにおいて米国がどの位置にあるのかを考える価値はある。あまりに長期にわたって必要以上の景気抑制策を続ければ、実体経済に何が起きているかについて憂慮し始めざるを得なくなるだろうと述べた。
【サンフランシスコ連銀 デーリー総裁】
労働市場の調整は今のところ緩やかで、失業率は小幅にしか上昇していない。しかし、このような穏やかな展開になる可能性が低下する時点に近づいている。今後労働市場が減速すれば、企業は求人のみならず実際に雇用を調整する必要が出てくるため、失業率の上昇につながる可能性がある。現時点で、われわれが直面するリスクはインフレだけではないと述べた。
25
(Tue)
カナダ 消費者物価指数 (前月比)(5月)>結果:0.6%/予想:0.3%/前回:0.5%
カナダ コア消費者物価指数 (前月比)(5月)>結果:0.6%/予想:0.2%/前回:0.2%
米国 消費者信頼感指数 (6月)>結果:100.4/予想:100.0/前回:101.3
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【FRB ボウマン理事】
まだ政策金利引き下げに適切な地点にはない。経済見通しを巡るリスクと不確実性を踏まえ、政策スタンスの将来的な変更を検討するアプローチにおいて、私は慎重姿勢を保つつもりだと語った。
【FRB クック理事
インフレが大幅に改善し、労働市場が徐々に冷え込む状況では、経済の健全なバランスを維持するために政策の抑制度合いを緩和することが、ある時点で適切となるだろう。そうした調整のタイミングは、経済データの推移と、それが景気見通しとリスクバランスに対して示唆するもの次第となると述べた。
26
(Wed)
ドイツ GfK独消費者信頼感指数 (7月)>結果:-21.8/予想:-19.4/前回:-21.0
米国 新築住宅販売戸数 (5月)>結果:619K/予想:636K/前回:698K
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
要人発言なし
27
(Thu)
EU圏 消費者信頼感指数 (6月)>結果:-14.0/予想:-14.0/前回:-14.3
米国 新規失業保険申請件数>結果:233K/予想:236K/前回:239K
米国 耐久財受注 (前月比)(5月)>結果:0.1%/予想:-0.5%/前回:0.2%
米国 コア耐久財受注 (前月比)(5月)>結果:-0.1%/予想:0.2%/前回:0.4%
米国 国内総生産 (前期比)(Q1)>結果:1.4%/予想:1.3%/前回:3.4%
米国 GDP物価指数 (前期比)(Q1)>結果:3.1%/予想:3.1%/前回:1.7%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ECB レーン専務理事】
経済が不透明な中で次の政策措置を判断するに当たり、いかなる不測の事態にも対応する用意がある。もし上振れのサプライズがあれば、明らかに行動は少なくなる。下振れのサプライズなら、より迅速に動くこともできる。その用意はあると語った。
【スロバキア中銀 カジミール総裁】
年内にあと1回の追加利下げを見込むことができると思う。われわれの予想に完全には一致しないかもしれないが、インフレ上昇の有意なリスクがあると自分は依然考えている。このような物価上昇圧力が生じる可能性は、主に賃金の伸びから来るだろうと思うと語った。
【アトランタ連銀 ボスティック総裁】
インフレは依然として最大の懸念事項だ。ただし、リスクは当局の2大責務の項目全般で一段とバランスが取れてきている。それについて考慮する必要がある。今後どうなるかデータに任せるつもりだ。年内のより多くの利下げもしくは利下げゼロ、または利上げさえもあり得るシナリオとして考えられる。データと足元の情勢を指針とし、いずれの会合も生の会合と言えると語った。
28
(Fri)
英国  国内総生産 (前年比)(Q1)>結果:0.3%/予想:0.2%/前回:-0.2%
英国  国内総生産 (前期比)(Q1)>結果:0.7%/予想:0.6%/前回:-0.3%
ドイツ 失業率 (6月)>結果:6.0%/予想:5.9%/前回:5.9%
米国 個人消費支出物価指数 (前年比)(5月)>結果:2.6%/予想:2.6%/前回:2.7%
米国 個人消費支出物価指数 (前月比)(5月)>結果:0.0%/予想:0.0%/前回:0.3%
米国 コア個人消費支出物価指数 (前年比)(5月)>結果:2.6%/予想:2.6%/前回:2.8%
米国 コア個人消費支出物価指数 (前月比)(5月)>結果:0.1%/予想:0.1%/前回:0.3%
米国 ミシガン大学消費者信頼感指数 (6月)>結果:68.2/予想:65.6/前回:69.1
米国 ミシガン大学期待インフレ率 (6月)>結果:3.0%/予想:3.3%/前回:3.3%

◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【フランス中銀 ビルロワドガロー総裁】
データは本質的に雑音が多く、特に今から年末までは不安定なニュースに過剰反応するリスクがある。従って、現在のインフレ環境で”データ主導”は”速報主導”を意味しない。本日発表されたインフレ率(HICP)は勇気付けられるニュースだ。ディスインフレは進んでいる。2年前と比べると、データのサプライズは小さくなり、現状判断への修正もより小さくなっている。予測への自信が深まり、ディスインフレプロセスでの小さな変動を無視する余地が大きくなったと語った。

 

③トレード

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
上弦・下弦の線が交差する地点をクロスポイントと称します。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。週引けの縦線にある薄い白色は先々週以前に保有しているポジションです。

USD/JPY_1Hまたしても円安ですね。個人的には過剰な通貨安はご遠慮いただきたいところですが、相場なので仕方ありませんね。今週は序盤から介入を警戒して様子見でしたが水曜夕方の週折り返し地点から上昇して行きました。売りを仕掛けるタイミングを見計らって、金曜の朝1.5ライン到達でエントリー。思ったほど下げなかったのと週末という事で利確撤退しました。

EUR/USD_1H今週は序盤に2回トレードしました。見ての通り0.75ラインで初手を仕掛け、次弾は同ラインと下弦の線が交わるポイントで仕掛けました。指標で1.07の節目を割ることを見込んでいましたが、下ヒゲ長くつけたので撤退。以後はタイミングをうかがっていましたが、仕掛けることなく引けとなっています。

GBP/USD_1Hこちらはノートレードでした。週折り返し前の下弦の線で抑えたところをエントリーできたら良かったですね。最近ポンドルはノートレード過ぎて、前いつやったか忘れてしまう程です。
さて見解ですが、先週安値圏内で支えられているので割るかどうかが来週の鍵ですね。

BTC/JPY_1H

週明けから売りが強まり1千万円の節目を割ってしまいましたね。その後、少し戻しましたが節目を超える事が出来ずじまいです。マウントゴックスの弁済開始が影響し、戻りも6年眠っていたクジラが動き出したことで下向きの圧力が強まりました。来週は節目を超えるかが鍵となりそうですね。対ドルでは6万ドルを維持しているので来週は持ち直すことに期待が高まります。

さて、今週の驚いた記事はこちら。

「ビットコイン県」は徳島県:メルカリ
By CoinDesk JAPAN

メルカリでの取引金額で一番だったのが、まさかの徳島県!?
さらに2位東京で滋賀、島根、青森と続いており驚きの連続でした。
徳島県は家計管理が得意な件という事ですが、筆者としては”そんなアホな”って感じです。

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

 

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それではアデュー♪

 

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