どうも皆さん、KOZIです。
先週の日銀・植田総裁の発言から7月の利上げが高まり、さらに今週もデータ次第であり得るなどと発言したせいで「今だけ、金だけ、自分だけ」の勢力が跋扈しています。
最近は、このワードを使う事が多くなったのが悲しいですね。
今週の要人発言で気になったのは米の利下げ開始時期です。年内の利下げについてFRB主要メンバーの発言はありませんが、次週以降は注目が集まると思われます。
それでは今週のマーケットを振返っていきましょう。
①市況データ
OPEN | HIGH | LOW | CLOSE | 前週比 | |
USD/JPY | 157.355 | 159.828 | 157.154 | 159.760 | 238.5 / 1.52% |
EUR/JPY | 168.410 | 170.902 | 167.955 | 170.841 | 241.1 / 1.43% |
EUR/USD | 1.07014 | 1.07615 | 1.06709 | 1.06910 | -11.3 / 0.11% |
GBP/USD | 1.26806 | 1.27399 | 1.26212 | 1.26404 | -43.4 / 0.34% |
ドル指数(USDX/DXY) | 105.509 | 105.915 | 105.125 | 105.832 | 31.5 / 0.30% |
10年債利回り(US10Y) | 4.242 | 4.300 | 4.207 | 4.257 | 0.034 / 0.81% |
日経平均 | 38440.98 | 38797.97 | 37950.20 | 38596.40 | -218.09 / 0.56% |
NYダウ | 38565.18 | 39257.18 | 38431.95 | 39150.34 | 561.17 / 1.45% |
S&P500 | 5431.11 | 5505.53 | 5420.40 | 5464.61 | 33.00 / 0.61% |
WTI原油先物 | 78.38 | 81.75 | 77.61 | 80.52 | 2.09 / 2.66% |
金(US$/OZ) | 2332.30 | 2368.74 | 2306.66 | 2321.45 | -11.07 / 0.47% |
出典:TradeView(通貨レートはFXCM、株価指数/商品はTVC or Yahoo! finance)
②各種指標・イベント
今週の主な経済指標結果・要人発言
17 (Mon) |
米国 ニューヨーク連銀製造業景気指数 (6月)>結果:-6.00/予想:-12.50/前回:-15.60 ◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇ 【ECB レーン専務理事】 いま市場で起きているのはリプライシングで、無秩序な市場の動きではないと思う。トランスミッション・プロテクション・インスツルメント(TPI)」について、一般論として正当化されない無秩序な市場の動きが金融政策の伝達を妨げることをECBは容認しないと明確にしている。これは極めて重要で市場のパニックや流動性の低下が本質的に金融政策を阻害するような状況を許してはならないと述べた。 【ECB ラガルド総裁】 フランス金融市場の最近の混乱について、当局者は注意を払っている。物価の安定と金融の安定は比例する。金融市場が適切に機能しているか、われわれは注意を払っている。いずれにしろ本日もそれを続けていると思う。ただし、注意しているだけだと述べた。 【フィラデルフィア連銀 ハーカー総裁】 私の考えでは、慎重なアプローチが必要だ。 今後数か月間、データが正しい方向に推移するようであれば、何らかの行動を起こすことも考えられる。しかし、今はまだその段階ではない。全てが予想通りとなれば、年末までに1回の利下げが適切となろう。データがいずれかの方向に向かうなら、実際のところ今年2回の利下げも利下げなしも、かなり可能性が高いとみている。つまり、繰り返しになるが、当局は引き続きデータ次第の姿勢を取る。 現行の政策金利はインフレを抑制する上で十分に高い。11カ月近く据え置かれている現在の政策金利は、インフレ率をターゲットに戻して上振れリスクを軽減する景気抑制的な水準にとどまり、もう少し長くわれわれの目的を果たすことになるだろうと述べた。 |
18 (Tue) |
オーストラリア 政策金利発表 (6月)>結果:4.35%/予想:4.35%/前回:4.35% ドイツ ZEW景気期待指数 (6月)>結果:47.5/予想:49.6/前回:47.1 EU圏 消費者物価指数 (前年比)(5月)>結果:2.6%/予想:2.6%/前回:2.4% EU圏 コア消費者物価指数 (前年比)(5月)>結果:2.9%/予想:2.9%/前回:2.7% 米国 小売売上高 (前月比)(5月)>結果:0.1%/予想:0.3%/前回:-0.2% 米国 コア小売売上高 (前月比)(5月)>結果:-0.1%/予想:0.2%/前回:-0.1% ◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇ 【日本銀行 植田総裁】 7月会合までに入手できる経済・物価・金融情勢に関するデータや情報次第だが、場合によっては政策金利が引き上げられるということも十分あり得るというふうに考えている。2026年度までの日銀の見通し期間の後半には基調的な物価上昇率はおおむね2%に達していくとの見通しを持っている。それが確実に実現するかというところまで、まだ確信は持てていない。確信の度合いが上がったところでは、短期金利の水準を引き上げることを通じて、金融緩和の度合いを適切に調整していくと述べた。 【ECB デギンドス副総裁】 四半期経済予測が公表される9月と12月の会合が非常に重要になる可能性が高い。予測は3カ月ごとに更新され、次回は9月だ。それは最も重要な瞬間で最も興味深いものの一つだ。金利動向を判断する際に予測が重要な指標となるからだと述べた。 【オランダ中銀 クノット総裁】 今後のECB政策金利の動きはデータ次第、しかし先を見据えると経済と金融システムにリスクがあり、不確実性が主な懸念材料だ。例えば力強い賃金の伸びの持続によりインフレ率が再び上昇する可能性がある。従って今後の展開を先取りするのではなく、最新データに基づいて金融政策を決定することが重要だ。同時に地政学的な緊張の高まりなど、さまざまな要因がより大きな不確実性を生み出し、それが金融市場の調整や金融機関のリスク増大を招く可能性がある。例えば先週のフランスの政治不安はフランス国債の調整を引き起こし、フランス銀行株にも波及した。こうした調整は地政学的緊張と地経学的分断を背景に起きている。地政学的緊張による値下がりは今のところ一時的なものだが、投資家が地政学的緊張のリスクを十分に織り込んでいるかどうかは疑問だと述べた。 |
19 (Wed) |
英国 消費者物価指数 (前年比)(5月)>結果:2.0%/予想:2.0%/前回:2.3% 英国 消費者物価指数 (前月比)(5月)>結果:0.3%/予想:0.4%/前回:0.3% 英国 小売物価指数 (前月比)(5月)>結果:0.4%/予想:0.5%/前回:0.5% 英国 生産者物価指数 (前月比)(5月)>結果:-0.1%/予想:0.1%/前回:0.3% ◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇ 要人発言なし |
20 (Thu) |
ドイツ 生産者物価指数 (前月比)(5月)>結果:0.0%/予想:0.1%/前回:0.2% スイス 政策金利発表 (Q2)>結果:1.25%/予想:1.50%/前回:1.50% 英国 政策金利発表 (6月)>結果:5.25%/予想:5.25%/前回:5.25% 米国 新規失業保険申請件数>結果:238K/予想:235K/前回:243K 米国 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (6月)>結果:1.3/予想:4.8/前回:4.5 ◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇ 【リッチモンド連銀 バーキン総裁】 行動の前に確度を高めようというのが個人的見解で、利下げの前に2%の物価目標に向けた持続的で広範な進展が必要だ。現在の金融政策は良い位置にあるとともに、米金融当局にはインフレ抑制に必要な火力があると語った。 【シカゴ連銀 グールズビー総裁】 インフレが5月のように鈍化を続ければ、利下げが可能になる。今回のインフレの数字は非常に強く、心強いもので、昨年後半に近い内容だった。こうした数字がさらに得られるなら、利下げは可能だというのが私の見解だと述べた。 【ミネアポリス連銀 カシュカリ総裁】 インフレ率について2%に戻すにはもう少し時間がかかるだろうが、その水準に到達すると私は確信している。政策金利の道筋については、経済情勢に左右される。入手する経済データへの金融当局の反応関数についてコミュニケーションを改善するのが望ましい。経済のファンダメンタルズについては非常に健全かつ力強く、それが継続することを期待していると述べた。 |
21 (Fri) |
英国 小売売上高 (前年比)(5月)>結果:1.3%/予想:-0.9%/前回:-2.3% 英国 小売売上高 (前月比)(5月)>結果:2.9%/予想:1.6%/前回:-1.8% 英国 コア小売売上高 (前年比)(5月)>結果:1.2%/予想:-0.8%/前回:-2.5% 英国 コア小売売上高 (前月比)(5月)>結果:2.9%/予想:1.3%/前回:-1.4% ドイツ 製造業購買部協会景気指数 (6月)>結果:43.4/予想:46.4/前回:45.4 ドイツ サービス業購買部協会景気指数 (6月)>結果:53.5/予想:54.4/前回:54.2 EU圏 製造業購買部協会景気指数 (6月)>結果:45.6/予想:48.0/前回:47.3 EU圏 サービス業購買部協会景気指数 (6月)>結果:52.6/予想:53.5/前回:53.2 英国 製造業購買部協会景気指数 (6月)>結果:51.4/予想:51.3/前回:51.2 英国 サービス業購買部協会景気指数 (6月)>結果:51.2/予想:53.0/前回:52.9 英国 小売売上高 (前月比)(4月)>結果:0.7%/予想:0.7%/前回:-0.3% 英国 コア小売売上高 (前月比)(4月)>結果:1.8%/予想:0.5%/前回:-0.8% 米国 製造業購買部協会景気指数 (6月)>結果:51.7/予想:51.0/前回:51.3 米国 サービス業購買部協会景気指数 (6月)>結果:55.1/予想:53.4/前回:54.8 米国 中古住宅販売戸数 (5月)>結果:4.11M/予想:4.08M/前回:4.14M ◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇ 【前セントルイス連銀 ブラード総裁】 実体経済に危機感がないため利下げペースは遅くなるだろう。それでも、最新の消費者物価指数(CPI)を受けて9月が利下げ開始時期として再び注目されるようになった。当局がタカ派的な政策を望むのであれば、金利を現状で維持すればいい。緩和を遅らせることが可能だ。米10年債利回りは25年末まで4%台半ばにとどまるだろうと語った。 |
③トレード
USD/JPY_1H先週に続き、今週もノートレードでした。またしても円安が進行し、ついに警戒ラインの160円まであとわずかですね。過剰な円安で喜ぶのは大企業と外貨資産を保有している人と訪日観光客ぐらいです。投資に余力のない中小企業と家計にとっては悪夢といっても間違いない。金利・マネタリーベースなど他の要素を勘案してもドル円の適正レートは120円ぐらいでしょう。
EUR/USD_1H今週はノートレードでした。0.5ラインまで上がってきたら売りを仕掛けようと考えていましたが、火曜の小売りで一瞬触れただけでしたね。その後は徐々に下落していきましたが、先週安値を更新する事もなく中途半端な形で週引けとなりました。
今週は先週と同じく下落傾向ではあるものの、下落幅も狭まり1千万円の節目は割っていないのが現状です。
さて、今週の驚いた記事はこちら。
ビットフライヤー、FTX Japan買収
By CoinDesk JAPAN
「FTX」と聞くと懐かしい感じがする今日この頃、ビットフライヤーは流石ですね。
以上が今週のリポートです。
主要通貨ペアのトレードは全くできおらず、申し訳ないです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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それではアデュー♪
※当ブログの内容は正確性・適切性・完全性を表明又は保証するものではありませんので、投資に関してはご自身のご判断で宜しくお願いいたします。
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