Forex Weekly Report 2024 WN13(3/25/-3/29)

どうも皆さん、KOZIです。

今週は円安に関するニュースが多かったですね。神田財務官と鈴木大臣が色々と述べていましたが、ツッコみどころ満載でした。投機がああだこうだ言ってますが、それを招いているのは君らの政策だと返してやりたいです。

それでは今週のマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 151.406 151.972 151.024 151.316 -9.0 / 0.06%
EUR/JPY 163.653 164.415 162.930 163.303 -35.0 / 0.21%
EUR/USD 1.08076 1.08643 1.07677 1.07894 -17.2 / 0.16%
GBP/USD 1.25871 1.26679 1.25856 1.26176 17.8 / 0.14%
ドル指数(USDX/DXY)  104.539 104.672 104.406 104.486 -5.2 / 0.05%
10年債利回り(US10Y)   4.194 4.273 4.183 4.206 0.004 / 0.10%
日経平均 40798.96 40979.36 40054.06 40369.37 -518.99 / 1.27%
NYダウ 39410.54 39868.59 39277.19 39807.38 331.47 / 0.84%
S&P500 5219.52 5264.85 5203.42 5254.34 20.17  / 0.39%
WTI原油先物 80.63 83.17 80.57 83.06 2.32 / 2.87%
金(US$/OZ) 2164.93 2236.24 2163.71 2233.48 68.78 / 3.18%

出典:TradeView(通貨レートはFXCM、株価指数/商品はTVC or Yahoo! finance)

 

②各種指標・イベント

今週の主な経済指標結果・要人発言

25
(Mon)
米国 新築住宅販売戸数 (2月)>結果:662K/予想:675K/前回:664K
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【財務省 神田財務官】
今の円安の動きは、ファンダメンタルズに沿った方向というわけではなく、明らかに投機が背景にあるものと考えている。投機による過度な変動は、経済に大きな悪影響をもたらすものであって容認することはできない。行き過ぎた変動に対してはあらゆる手段を排除せずに適切な行動をとると述べた。
【FRB クック理事】
雇用とインフレの2大責務はより良いバランスになりつつある。しかしながら物価の安定を完全に回復するためには、時間をかけて金融政策を緩和する慎重なアプローチが必要になるだろう。ディスインフレの道筋は予想通りに起伏が多く、平たんではないが、さらなる政策調整に慎重な姿勢で対応することで2%に向けて持続的な低下軌道を確保できると同時に、強い労働市場の維持に取り組むことができると述べた。
【アトランタ連銀 ボスティック総裁】
経済が力強く、国内総生産(GDP)が高水準である限り、また企業が人材を採用し、労働者の雇用が確保されている限り、インフレ率を2%に下げることを急がない。この軌道が続くのであれば、自分は満足だと述べた。
26
(Tue)
ドイツ GfK独消費者信頼感指数 (4月)>結果:-27.4/予想:-27.9/前回:-28.8
米国 耐久財受注 (前月比)(2月)>結果:1.4%/予想:1.2%/前回:-6.9%
米国 コア耐久財受注 (前月比)(2月)>結果:0.5%/予想:0.4%/前回:-0.3%
米国 消費者信頼感指数 (3月)>結果:104.7/予想:106.9/前回:104.8
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【エストニア中銀 ミュラー総裁】
ECB政策委員が金融政策を議論するために再び集まる6月までに、十分な信頼が得られ、金利引き下げを開始できるようになる可能性は排除できないと語った。
【イングランド銀行金融政策委員会 マン委員】
私の個人的な見解だが、市場は利下げを織り込み過ぎている。英国の賃金ダイナミクスは、米国やユーロ圏よりも強く持続的だ。基本的なサービス産業のダイナミクスもまた、米国やユーロ圏のそれよりも強固だ。そのため、英中銀が米国とユーロ圏、特に米国よりも先に利下げをすると考えるのは難しい。市場金利については先週の政策決定以降にも、大幅な緩和が続いている。市場が既に緩和を行っているため、利下げをする必要がない。市場は恐らく、英中銀、つまりMPCがいつまで金利を維持するかについて、少し油断していると思うと語った。
27
(Wed)
重要な指標はなし。
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ECB チポローネ理事】
2年間の高インフレに追いつくため賃金が大幅に上昇しても、欧州中央銀行(ECB)は速やかに金利を引き下げることができるかもしれない。ユーロ圏の現在の脆弱な回復がより強固な足場を得るためには、賃金の回復が必要で、それは起こり得る。短期的な賃金動向への過度の注目は、それを十分に考慮していない可能性がある。もし今後発表されるデータが、3月の予測が示したシナリオを裏付けるものであれば、われわれは景気抑制的な金融政策スタンスを速やかに巻き戻す用意をしておくべきだと述べた。
【ラトビア中銀 カザークス総裁】
インフレ率が鈍化しつつあり、投資家が見込むように、6月は利下げを始めるには良いタイミングになるかもしれない。不確実性は高く、インフレ再燃に警戒する必要はあるが、今のところ、インフレのドラゴンは地面にとどめられているように見える。金融市場はそれが6月に行われる可能性を織り込みつつあるが、現時点ではそれに異論はないと述べた。
【FRB ウォラー理事】
最近のデータを受けて、私の見解では利下げの全体的な回数を減らすか、さらに先送りするのが適切だ。経済生産や労働市場には持続的な力強さが見られる一方、インフレ抑制の進展は減速している。こうしたサインを踏まえると、金融緩和開始の措置を急いで講じることは考えられない。一層の進展によって、FOMCとして年内にフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジ引き下げを開始するのが適切になるだろうと引き続き確信している。しかし、そうした進展が現実となるまで、このような措置を講じる用意は私にはない。幸運なことに、米経済の力強さと労働市場の底堅さのおかげで、金融緩和までもう少し待つことのリスクは小さく、性急に行動することに比べて大幅に低いと語った。
28
(Thu)
オーストラリア 小売売上高 (前月比)(2月)>結果:0.3%/予想:0.4%/前回:1.1%
英国 国内総生産 (前年比)(Q4)>結果:-0.2%/予想:-0.2%/前回:0.3%
英国 国内総生産 (前期比)(Q4)>結果:-0.3%/予想:-0.3%/前回:-0.1%
ドイツ 独失業率 (3月)>結果:5.9%/予想:5.9%/前回:5.9%
米国 新規失業保険申請件数>結果:210K/予想:212K/前回:212K
米国 国内総生産 (前期比)(Q4)>結果:3.4%/予想:3.2%/前回:4.9%
米国 GDP物価指数 (前期比)(Q4)>結果:1.7%/予想:1.6%/前回:3.3%
米国 ミシガン大学消費者信頼感指数 (3月)>結果:79.4/予想:76.5/前回:76.9
米国 ミシガン大学期待インフレ率 (3月)>結果:2.9%/予想:3.0%/前回:3.0%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【イングランド銀行金融政策委員会 ハスケル委員】
利下げは ”まだまだ先” にすべきだ。利下げ開始を遅らせ、その後のペースも緩やかに行うことを支持するだろう。現時点で市場は8月を初回に、年内ほぼ3回の0.25ポイント利下げがあると織り込んでいると語った。
29
(Fri)
米国 個人消費支出物価指数 (前年比)(2月)>結果:2.5%/予想:2.5%/前回:2.4%
米国 個人消費支出価格指数 (前月比)(2月)>結果:0.3%/予想:0.4%/前回:0.4%
米国 コアPCE物価指数 (前年比)(2月)>結果:2.8%/予想:2.8%/前回:2.9%
米国 コアPCE物価指数 (前月比)(2月)>結果:0.3%/予想:0.3%/前回:0.5%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【財務省 神田財務官】
米国のインフレは沈静化し、日本はようやくマイナス金利を脱却できるくらいデフレの社会規範が変わってきている中で、日米の金利差は縮小傾向にある。足元の急速な円安は日米のインフレ率の動向や見通し、金融政策、金利の方向性といったファンダメンタルズに照らすと強い違和感を覚えざるを得ない。為替市場の動向を高い緊張感を持って注視し、行き過ぎた行動に対してあらゆる手段を排除せず適切な対応を取ると述べた。
【FRB パウエル議長】
米経済が非常に堅調なペースで成長し、労働市場も極めて強いという事実は、われわれが利下げという重要な一歩を踏み出す前にインフレ率の低下についてもう少し確信を強める機会を与えてくれる。利下げを急ぐ必要はないと語った。

 

③トレード

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
上弦・下弦の線が交差する地点をクロスポイントと称します。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。週引けの縦線にある薄い白色は先々週以前に保有しているポジションです。

USD/JPY_1H今週、主要ペアについてはノートレードでした。見ての通り、動きがなく閑散とした相場です。
高値については、先週の高値で抑えられており、また安値については0.75ラインでサポートされているのも気にすべきところです。

EUR/USD_1H火曜の北米オープンまでは上弦の線に沿って上昇していましたが、CCI[の発表から下落にシフトとなりました。ちょうど下弦の線と同じ方向に動いているのが特徴です。週末はイースター前ということもあり下落傾向が終わったのかは定かではありません。

GBP/USD_1Hユーロドルと違って火曜のCCI以降はレンジの展開となっていますが、週始値より上で推移しています。木曜の英GDPがネガティブな結果でしたが、週始値で抑えられていることからポンドの強さが伺えますね。

BTC/JPY_1H

今週は持ち直しましたね。ただしチャートの形を見る限り、上値は追いにくい状況ではあります。
特段、気になるネタなどもありませんでした。

以上が今週のリポートです。
今週は豪ドルのトレードが多かったこともあり、主要ペアのトレードができなかったです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

 

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それではアデュー♪

 

当ブログの内容は正確性・適切性・完全性を表明又は保証するものではありませんので、投資に関してはご自身のご判断で宜しくお願いいたします。

 

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