Forex Weekly Report WN45(11/6-11/10)

どうも皆さん、KOZIです。

久しぶりの冒頭の時事ネタですが、あまり取り上げるニュースがないですね。
岸田総理の愚行の連続はお馴染みですが、あと気になったのが熊による害獣問題です。
人に危害が加えられた以上は駆除もやむを得ないというのが私の考えです。
秋田県知事の「すぐ切ります。ガチャン」は印象的でしたね。

それでは今週もマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 149.320 151.603 149.317 151.477 214.8 / 1.44%
EUR/JPY 160.110 161.946 160.110 161.867 170.8 / 1.07%
EUR/USD 1.07215 1.07563 1.06561 1.06842 -43.5 / 0.41%
GBP/USD 1.23623 1.24283 1.21870 1.22255 -152.0 / 1.23%
ドル指数(USDX/DXY)  105.069 106.006 104.848 105.801 73.2 / 0.70%
10年債利回り(US10Y)   4.591 4.666 4.473 4.652 0.078 / 1.71%
日経平均 32450.82 32766.54 32049.34 32568.04 618.22 / 1.93%
NYダウ 34092.61 34310.36 33859.77 34283.11 221.78 / 0.65%
S&P500 4415.23 4418.03 4343.94 4415.23 56.88 / 1.31%
WTI原油先物 81.08 82.20 74.96 77.31 -3.52 / 4.36%
金(US$/OZ) 1992.31 1993.13 1933.14 1938.15 -53.93 / 1.03%

出典:TradeView(通貨レートはFXCM、株価指数/商品はTVC or Yahoo!finance)

 

②各種指標・イベント

今週の主な経済指標結果・要人発言

6
(Mon)
ドイツ 総合購買担当者指数 (10月)>結果:45.9/予想:45.8/前回:46.4
ドイツ サービス業購買部協会景気指数 (10月)>結果:48.2/予想:48.0/前回:50.3
カナダ Ivey購買部協会指数 (10月)>結果:53.4/予想:54.0/前回:53.1
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【FRB クック理事】
特定のノンバンクの脆弱性が、金融環境引き締まりと経済活動鈍化に伴うストレスの増幅において主要な役割を演じる可能性がある。ベーシス取引はしばしば高レバレッジであるため、米国債市場におけるボラティリティーの高まりや調達ショックを受けて、ヘッジファンドがディストレスト価格水準でポジションを突然巻き戻さざるを得なくなる可能性があると述べた。
【ミネアポリス連銀 カシュカリ総裁】
完全に仕事を完了し、問題を解決したと宣言する前に、もっとデータを入手し経済動向を見守ろうではないか。過去3カ月のインフレ統計について、期待が持てるものだが十分ではない。インフレを再び封じ込めることができたのか判断するために、さらなるデータが必要だと語った。
7
(Tue)
オーストラリア政策金利発表 (11月)>結果:4.35%/予想:4.35%/前回:4.10%
EU圏 消費者物価指数 (前月比)(10月)>結果:0.1%/予想:0.3%/前回:0.3%
EU圏 国内総生産 (前年比)(Q3)>結果:0.1%/予想:0.2%/前回:0.5%
EU圏 国内総生産 (前期比)(Q3)>結果:-0.1%/予想:0.0%/前回:0.1%
米国 消費者信頼感指数 (10月)>結果:102.6/予想:100.0/前回:104.3
米国 シカゴ購買部協会景気指数 (10月)>結果:44.0/予想:45.0/前回:44.1
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【オーストラリア準備銀行(RBA) ブロック総裁】
インフレ率を目標に押し下げるのに「一段と確信できるようになるには、利上げが適切であると判断した。適切な期間内にインフレ率を目標に確実に回帰させるため金融政策のさらなる引き締めが必要かどうかは、データやリスクを巡る評価に左右されると話した。
【FRB ボウマン理事】
インフレ率を適切なタイミングでわれわれが目指す2%に低下させるには、さらなる利上げが必要になるとなおも予想する。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標について、景気に抑制的だと見受けられる。金融環境は9月から引き締まったと述べた。。
【シカゴ連銀 グールズビー総裁】
インフレ率を下げなければならない、それが最優先だ。われわれが注視しているのはまさにそれだと、強く断言する、今では経済と雇用の伸びは主要な焦点ではなくなった。次回連邦公開市場委員会(FOMC)までにまだ数週間あり、まだ多くの情報がそれまでに出てくる。金利がどうなるのか「あらかじめコミットする」のは好ましくないと発言した。
8
(Wed)
オーストラリア 建築許可件数 (前月比)>結果:-4.6%/予想:-4.6%/前回:8.1%
ドイツ 消費者物価指数 (10月)>結果:3.8%/予想:3.8%/前回:4.5%
ドイツ 消費者物価指数 (10月)>結果:0.0%/予想:0.0%/前回:0.3%
EU圏 小売売上高 (前月比)(9月)>結果:-0.3%/予想:-0.2%/前回:-0.7%

◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【イングランド銀行 ベイリー総裁】
利下げを話し始めるのは全く時期尚早だ。市場は当然、ある見解に達するだろう。将来の金利見通しについて、見解に至る必要がある。それは理解しているが、英中銀はそれを話し合ってはいないと、極めて明確にしておくと語った。
【前ECB総裁 ドラギ氏】
年内のリセッション入りはほぼ確実だ、来年初めの2四半期で、それが明らかになることははっきりしていると語った。
【FRB パウエル議長】
最先端のモデルを使っても、比較的平穏な時であっても、経済は時に予想外の展開を見せることがある。経済は柔軟かつダイナミックであり、世界的な金融危機やパンデミックのような予測不可能なショックにさらされることもある。そのような時に、予測担当者はモデルの枠を超えて考えなければならないと述べた。
【FRB クック理事】
ロシアがウクライナに対し継続している戦争は、食料やエネルギーなどの商品の地域貿易の混乱持続を含め、さまざまな形で多くの経済を圧迫し続けている。また、中東の紛争は世界的な人道・移民問題の悪化に加え、エネルギー市場や金融市場にさらなるリスクを生じさせる可能性がある。争いがエスカレートすれば経済活動や貿易の重しとなり、資金調達・生産コストを押し上げて、サプライチェーンが抱える問題の悪化やインフレ圧力の高まりにつながりかねないとしている。世界の金融システムはリスクテークの後退や資産価格の下落、脆弱な企業および投資家の損失などの影響を受ける可能性があると述べた。
9
(Thu)
米国 新規失業保険申請件数>結果:217K/予想:215K/前回:220K
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【フランス銀行 ビルロワドガロー総裁】
ユーロ圏のインフレ率はこの1年で大きく低下し、多少の変動はあるにせよ、トレンドは明らかに下降だ。昨年7月以降のECBによる大幅な利上げが、特に基調的なインフレ率に影響を及ぼしている。金利はサプライズや外的ショックがない限り、さらに上がることはないだろう。利下げについて語るのは時期尚早」だが、インフレ率が2%に戻ると誰もが確信したとき、利下げの日が来るだろうと話した。
【FRB パウエル議長】
金融政策のさらなる引き締めが適切となれば、そうすることをためらわない。しかし、数カ月の良好なデータで見誤るリスクと、引き締め過ぎるリスクの両方に対処できるよう、引き続き慎重に行動していく。インフレ率を2%の目標に下げることに注力しているが、そのようなスタンスを達成できたと確信していないと述べた。
【セントルイス連銀 ペーズ暫定総裁】
インフレ鈍化の進展が鈍った場合に政策金利をさらに引き上げる用意をしておくべきだ。現在の政策はインフレに穏やかな下押し圧力を与えており、リスクバランスを考慮すれば、追加引き締めが適切だと結論を下す前にさらなるデータを待つ余裕がある。しかし2%インフレへの進展が失速すれば、FOMCは高インフレが定着しないよう直ちに行動すべきだと述べた。
10
(Fri)
英国 国内総生産 (前年比)(Q3)>結果:0.6%/予想:0.5%/前回:0.6%
英国 国内総生産 (前期比)(Q3)>結果:0.0%/予想:-0.1%/前回:0.2%
英国 国内総生産 (前月比)(9月)>結果:0.2%/予想:0.0%/前回:0.1%
英国 鉱工業生産 (前月比)(9月)>結果:0.0%/予想:0.1%/前回:-0.5%
英国 製造業生産 (前月比)(9月)>結果:0.1%/予想:0.3%/前回:-0.7%
米国 ミシガン大学消費者信頼感指数 (11月)>結果:60.4/予想:63.7/前回:63.8
米国 ミシガン大学期待インフレ率 (11月)>結果:4.4%/予想:4.0%/前回:4.2%

◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ECB ラガルド総裁】
現時点の水準で十分に長く続ければ、インフレ率をECBが目標とする2%に戻す上で大きく貢献するだろう。もちろん、これについて議論することも可能だ。大型の衝撃が発生すれば、衝撃の性質にもよるが、それを再検討する必要があるだろう。ユーロ圏の総合インフレ率は10月に2.9%と、2年ぶりの水準に低下した。ただ、戦争が中東のより幅広い地域に広がって石油価格を押し上げ、今後の見通しを脅かす恐れもある。
【アトランタ連銀 ボスティック総裁】
追加利上げを必要とせずに政策当局者は米国のインフレ率を目標値まで引き下げることが可能。それにはしばらく時間がかかるだろう、これ以上何もしなくても2%の目標は達成できると考えていると述べた。
【サンフランシスコ連銀 デーリー総裁】
インフレ率が横ばいを続け、労働市場と国内総生産(GDP)成長率が堅調もしくは強さを維持した場合、恐らく再び引き上げざるを得なくなるだろう。それとは反対にインフレが下がり、2%への道筋を歩み続けるならば、違う決定になると述べた。

 

翌週の主な経済指標・イベント

13 (Mon) シンガポール+インド・ディーパバリ(ヒンズー教の祝日) 振替休日
14 (Tue) GB 失業保険申請件数 (10月)
雇用者数 (前月比)(9月)
失業率 (9月)
GE  ZEW景気期待指数 (11月)
US 消費者物価指数 (前年前月比)(10月)
15 (Wed) ブラジル・共和国建国記念日
GB 消費者物価指数 (前年前月比)(10月)
生産者物価指数 (前月比)(10月)
US ニューヨーク連銀製造業景気指数 (11月)
小売売上高 (前月比)(10月)
16 (Thu) AU 雇用者数 (10月)
失業率 (10月)
US フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (11月)
鉱工業生産 (前年前月比)(10月)
17 (Fri) GB 小売売上高(前年前月比)(10月)
EU 消費者物価指数 (前年前月比)(10月)
US  建築許可件数 (10月)

※US=アメリカ、GB=イギリス、GE=ドイツ、EU=ユーロ圏、CA=カナダ、AU=オーストラリア、NZ=ニュージーランド、
SG=シンガポール、CN=中国、JP=日本

③トレード

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
上弦・下弦の線が交差する地点をクロスポイントと称します。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。週引けの縦線にある薄い白色は先々週以前に保有しているポジションです。

USD/JPY_1H

今週は久しぶりにノートレードでした。
以前から当ブログをご覧いただいている方は、ご存知ですが、ドル円のロングは大量にポジションを抱えていますので、上昇トレンドではあまり気が乗らないのが現実です。一応、直近のポジションは137円なので、ご参考までに!

EUR/USD_1H

今週は週始値に売りを仕掛けたのみのトレードでした。
仕掛けた理由としては、シンプルに先週高値で抑えられたからです。
但し思った以上に下がらず、黄色の帯域で見事に支えられてますので、来週はここを割れるかどうかがポイントですね。

GBP/USD_1H

今週はノートレードでした。
見ての通り週明けに上段上弦の線で抑えられたところが高値となり、以降は下落トレンドでした。
週折り返しまでは中段下弦の線に沿って下げていき、その後は横ばい→一時下落→横ばいで引けとなっています。

BTC/JPY_1H

今週も大きく上昇し、暗号資産/暗号通貨を推している私としては嬉しい限りです。
日本時間11/10の0時から大きく下げましたが、直ぐに戻しているので上昇圧力は強いと思いますが、来週の展開次第ですね。
さて今週、気になったニュースはこちら
SBIホールディングス、過去最高の上半期収益──初の通期1兆円超えへ
SBIといえば当ブログをご覧になっている方も、証券で口座を持っている方も多いのではないかと思います。証券だけではなく住信SBIネット銀行など金融関連の事業を手掛けていますが。個人的には記事にもある通り”暗号市産業の黒字”に注目していただきたいですね。

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

④今週の格言

変わっていくこと、それが学ぶということ。知るということです。自分が変わっていなかったら、何も学んでいないと思えばいい。

~養老 孟司 / 東京大学名誉教授、医学博士 ~

今週はお誕生日リストより養老孟司さんの名言を取り上げました。
20年前に「バカの壁」を出版しベストセラーになったことは今でも覚えています。
今の世の中、周りを見ても思考能力が低い人があまりにも多いので、是非読んで頂きたいです。

今回の名言は、養老さんだからこそ言える名言ではないでしょうか。
勿論トレードにも当てはまります。
戦略・戦術というものは時々の変化に柔軟に対応していくものです。
負けてばかりの方は特に”変わっていない”のではないでしょうか。

是非、トレードだけではなく日常でも思い返してみてはいかがでしょうか。

 

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それではアデュー♪

 

当ブログの内容は正確性・適切性・完全性を表明又は保証するものではありませんので、投資に関してはご自身のご判断で宜しくお願いいたします。

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