Forex Weekly Report WN24(6/12-6/16)

どうも皆さん、KOZIです。

今週は日・米・欧で政策金利発表があり、いずれも予想通りの結果でしたね。
さて冒頭の時事ネタですが、今週は陸自の自衛官候補生が射撃訓練の際に上官3名を死傷させた事件が話題になりました。私自身、元陸上・航空自衛官で射撃は得意でした。それだけに今回の事件は残念でならないです。お亡くなりになられたお二人についてはお悔やみ申し上げます。
今後、詳細が分かっていくと思いますが例え未成年とはいえ、今回の行為はあるまじき行為です。銃というのは自衛官にとっては厳正に扱うもので、例えるなら職人さんが商売道具を殺しに使うようなものです。個人的には厳罰を科して欲しいものです。

それでは今週もマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 139.604 141.912 139.010 141.857 250.7 / 1.80%
EUR/JPY 149.726 155.261 149.659 155.187 546.1 / 3.65%
EUR/USD 1.07460 1.09705 1.07330 1.09406 192.5 / 1.79%
GBP/USD 1.25733 1.28484 1.24868 1.28175 238.8 / 1.90%
ドル指数(USDX/DXY)  103.553 103.756 102.006 102.299 -125.4 / 1.21%
10年債利回り(US10Y)   3.741 3.849 3.684 3.769 0.026 / 0.69%
日経平均 32412.12 33772.76 32280.54 33706.01 1440.91 / 4.47%
NYダウ 33906.80 34588.68 33783.55 34299.13 422.34 / 1.25%
S&P500 4308.32 4448.47 4304.37 4409.60 110.73 / 2.58%
WTI原油先物 70.22 71.99 66.85 71.60 1.31 / 1.86%
金(US$/OZ) 1960.71 1971.02 1925.06 1957.30 -3.48 / 0.18%

出典:TradeView(通貨レートはFXCM、株価指数/商品はTVC or Yahoo!finance)

 

②各種指標・イベント

今週の主な経済指標結果・要人発言

12
(Mon)
米国 消費者インフレーション期待>結果:4.1%/前回:4.4%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ゴールドマン・サックス社ソロモンCEO】
インフレはやや粘着性が強まっており、金利がさらに高くなる可能性は十分ある。もしそうなれば、恐らく経済環境はもう少し厳しくなる。経済環境の引き締まりにもかかわらず、経済が強靱であることに驚いている。想定していたよりもかなりのソフトランディングとなって、どうにか切り抜けることができるかもしれないないと述べた。
13
(Tue)
オーストラリア Westpac消費者信頼感指数 (6月)>結果:0.2%/予想:0.0%/前回:-7.9%
英国 失業保険申請件数 (5月)>結果:-13.6K/予想:21.4K/前回:23.4K
英国 失業保険申請件数 (5月)>結果:3.8%/予想:4.0%/前回:3.9%
英国 平均賃金(ボーナス含)(4月)>結果:6.5%/予想:6.1%/前回:6.1%
ドイツ 消費者物価指数 (前月比) (5月)>結果:-0.1%/予想:-0.1%/前回:0.4%
ドイツ 消費者物価指数 (前年比) (5月)>結果:6.1%/予想:6.1%/前回:7.2%
米国 消費者物価指数 (前月比) (5月)>結果:0.1%/予想:0.2%/前回:0.4%
米国 消費者物価指数 (前年比) (5月)>結果:4.0%/予想:4.1%/前回:4.9%
米国 コア消費者物価指数 (前月比) (5月)>結果:0.4%/予想:0.4%/前回:0.4%
米国 コア消費者物価指数 (前年比) (5月)>結果:5.3%/予想:5.3%/前回:5.5%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【イングランド銀行ベイリー総裁】
英国の労働市場は「非常にタイト」であり、雇用可能な労働者があまりにも少ないため、雇用主は現在の労働力をつなぎ留めようとせざるを得ないと語った。
14
(Wed)
英国 国内総生産 (前月比) (4月)>結果:0.2%/予想:0.2%/前回:-0.3%
米国 生産者物価指数 (前月比) (5月)>結果:-0.3%/予想:-0.1%/前回:0.2%
米国 FOMC 政策金利発表>結果:5.25%/予想:5.25%/前回:5.25%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【FRBパウエル議長
インフレを鈍化させるためには2023年中に幾分かの追加利上げが適切になると、ほぼ全ての政策当局者が予想している。インフレ圧力は高い状態が続いており、インフレ率を2%に戻すプロセスにはまだ長い道のりが残されている。われわれの政策は広い領域をカバーしたが、引き締めの十分な効果はまだ実感されていないと述べた。
15
(Thu)
ニュージーランド 国内総生産 (前期比) (Q1)>結果:-0.1%/予想:-0.1%/前回:-0.7%
オーストラリア 雇用者数 (5月)>結果:75.9K/予想:15.0K/前回:-4.0K
オーストラリア 失業率 (5月)>結果:3.6%/予想:3.7%/前回:3.7%
EU圏 ECB 政策金利発表 (6月)>結果:4.00%/予想:4.00%/前回:3.75%
米国 新規失業保険申請件数>結果:262K/予想:250K/前回:262K
米国 小売売上高 (前月比) (5月)>結果:0.3%/予想:-0.1%/前回:0.4%
米国 コア小売売上高 (前月比) (5月)>結果:0.1%/予想:0.1%/前回:0.4%
米国 ニューヨーク連銀製造業景気指数 (6月)>結果:6.60/予想:-16.00/前回:-31.80
米国 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (6月)>結果:-13.7/予想:-13.5/前回:-10.4
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
16
(Fri)
EU圏 消費者物価指数 (前年比) (5月)>結果:6.1%/予想:6.1%/前回:7.0%
EU圏 コア消費者物価指数 (前年比) (5月)>結果:5.3%/予想:5.3%/前回:5.6%
米国ミシガン大学消費者信頼感指数 (6月) >結果:63.9/予想:60.0/前回:59.2
米国 ミシガン大学期待インフレ率 (6月)>結果:3.3%/予想:4.4%/前回:4.2%

◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【FRBウォラー理事
はっきり言うが、連邦準備制度の仕事は金融政策を使って二つの責務を達成することであり、それは現時点ではインフレ退治のための利上げを意味する。一部の銀行の経営不振を心配して金融政策の運営姿勢を変更することは支持できないと話した。
【リッチモンド連銀バーキン総裁
インフレ率2%が当局の目標だとあらためて言っておきたい。需要減速によってインフレが比較的早くその目標に戻るという妥当性の高いシナリオに確信を得たいと考えている。今後入手するデータがそのシナリオを支えるものでなければ、追加措置を講じることに異存はないと述べた。

 

翌週の主な経済指標・イベント

19(Mon)  アメリカ – ジューンティーンス
20(Tue) US 建築許可件数 (5月)
21(Wed) GB 消費者物価指数 (前年前月比) (5月)
22(Thu) GB 政策金利発表 (6月)
US 中古住宅販売戸数 (5月)
23(Fri) JP  全国消費者物価指数 (前年比) (5月)
GE 総合・製造業・サービス業購買部協会景気指数 (6月)
EU 総合・製造業・サービス業購買部協会景気指数 (6月)
US 総合・製造業・サービス業購買部協会景気指数 (6月)

※US=アメリカ、GB=イギリス、GE=ドイツ、EU=ユーロ圏、CA=カナダ、AU=オーストラリア、NZ=ニュージーランド、
SG=シンガポール、CN=中国、JP=日本

③トレード

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
上弦・下弦の線が交差する地点をクロスポイントと称します。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。週引けの縦線にある薄い白色は先々週以前に保有しているポジションです。

USD/JPY_1H

今週は先週からの持ち越しポジションを利確したのみのトレードでした。
週の前半に何度か割りそうにはなりましたが、0.25ラインがサポートになっています。そのままホールドして急伸し、様子を見て利確しました。その後、1円ぐらい下げたところで日銀のマイナス金利継続でさらに上昇して昨年11月以来の水準で引けとなっています。

EUR/USD_1H

今週はドル円と同じく先週から持ち越ししたポジションを利確したのみとなりました。
ドル円とは違い、非常にドル安が危惧されたので週始値を超えたタイミングで手仕舞いしました。

GBP/USD_1H

今週もノートレードでした。
チャートを見る限り上弦の線方向に上昇トレンドが出ているので来週以降も、この流れが続くのか見極めたいところですね。

BTC/JPY_1H

当ブログで解説する4つのペアの内、今週唯一新規のポジションを持ちました。
今週はFOMCとECB会合などで為替に注目が集まっていて暗号資産はあまり表に出てきませんでした。
以前からSECのバイナンスUSとコインベースへの提訴問題で暗号資産の流出が止まらないような状況で、これが日本の暗号資産界隈にも波及しないか注意したいところですね。
今週は350万で指値を入れていたところで約定し、現状持ち続けています。
※基本的に私のスタンスとしてはBTCを今後も買い続けるつもりですので、余程の事がない限り売ることはしません。

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

④今週の格言

言語は、アイスランドにおける私たちの城だ。

~ ヴィグディス・フィンボガドゥティル / 政治家・ユネスコ親善大使 

本日はアイスランドの独立記念日という事で著名人の中からフィンボガドゥティルさんの名言を選びました。

アイスランドは1944年にデンマークから独立しており、今回のフィンボガドゥティルさんは1980年に直接選挙で世界初の大統領となられた偉大な方です。今回の名言は彼女が大統領就任演説で宣言した言葉です。

国民の大半がトリリンガルであるアイスランドの特徴を示していますね。
(公用語はアイスランド語、小学校からデンマーク語・英語の学習)

日本と同じ島国でありながら言語を大切にする姿勢を我々も見習いといけないですね。

皆さんも是非、参考にしていただければ幸いです。

 

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