Forex Weekly Report WN46(11/14-11/18)

どうもKOZIです。

今週はTwitterのマスクさんが色々と注目が集まりました。
特に「週40時間」オフィス出社がトレンド入りは面白かったです。
我々からしたら普通ですが。
それに加え週80時間の勤務に備える必要があるとスピーチしたわけですが、備えると発言しただけで週5出社で毎日16時間働けとは言っていないので解釈には注意です。

イーロン・マスクの一連の行動は個人的には賛成の立場です。
無料ランチの廃止、1回でコストが400ドル以上とツイート。それに対し元従業員が1人当たり20-25ドルだと主張したわけですが仮に20ドルでも現在のレートで2800円なので贅沢すぎますね。ちなみにUSマクドナルドのビックマックセット価格は9ー10ドルくらいです。

それでは今週もマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 139.098 140.799 137.657 140.334 158.3 / 1.14%
EUR/JPY 143.684 145.547 143.353 144.877 123.3 / 0.86%
EUR/USD 1.03339 1.04818 1.02713 1.03231 -29.0 / 0.28%
GBP/USD 1.17918 1.20289 1.17093 1.18871 55.8 / 0.47%
ドル指数(USDX/DXY)  106.416 107.274 105.340 106.969 55.3 / 0.52%
10年債利回り(US10Y)   3.902 3.904 3.671 3.831 -0.019 / 0.49%

出典:TradeView(通貨レートはFXCM)

②各種指標・イベント

11月 14日(月)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 :27,963.47 / −300.10 
オーストラリアASX200 : 7,146.30 / −11.70 
香港 ハンセンHSI : 17,619.71 / +294.05 
上海総合SSEC : 3,083.40 / −3.89 
*早朝FRBのウォラー理事が10月CPIはある時点のデータに過ぎない。インフレが明確に低下しない限り金利は引き下げられないと発言した。
*日銀の黒田総裁は会見で急速な円安がいったんは止まっている。大変結構なことだと述べた。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 : 7,385.17 / +67.13 
ユーロSTOXX 600 : 432.72 / +0.46 
ドイツDAX : 14,313.30 / +88.44 
スイスSMI : 10,999.59 / −127.56 
*ECBパネッタ理事、利上げ選択肢の排除は慎重な分析が必要。ECBメンバー・キプロス中銀のヘロドトゥ総裁は利上げペース鈍化は近いと述べた。
*スイス中銀ジョルダン総裁。12月会合で追加の利上げをする可能性が高いと述べた。
NCSA
北米
南米
NYダウ: 33,536.70 / −211.16 
NADAQ : 11,196.22 / −127.11 
S&P500 : 3,957.25 / −35.68 
S&Pトロント60 : 1,206.14 / −10.56 
*FRBブレイナード副議長、間もなく利上げペース減速が適切となる。しかし利上げを停止する用意はまだないと強調した。
*NY連銀インフレ期待、1・3・5年後いずれも上昇、ガソリン価格の上昇が一番の要因となった。
11月 15日(火)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 : 27,990.17 / +26.70 
オーストラリアASX200 : 7,141.60 / −4.70 
香港 ハンセンHSI : 18,343.12 / +723.41 
上海総合SSEC : 3,134.08 / +50.68 
*豪11月議事要旨を公表。今後も更なる利上げを想定。経済状況に応じて停止や大幅利上げの可能性。
*中国10月小売や鉱工業生産などの指標が軒並み悪い結果となったが、米中首脳会談を受けて緊張が和らいだこともあり株価や人民元が続伸した。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 :7,369.44 / −15.73 
ユーロSTOXX 600 : 433.72 / +0.86 
ドイツDAX : 14,378.51 / +65.21 
スイスSMI : 11,026.22 / +26.63 
*仏中銀ビルロワドガロー総裁は講演で12月会合で利上げの可能性は高いが速度を落とす事もある。先週の米CPI鈍化は誰にとっても良いニュースだと述べた。
*スイス中銀ジョルダン総裁、インフレへの取り組みは過度に緩和的で追加利上げを強く示唆。
NCSA
北米
南米
NYダウ : 33,592.92 / +56.22 
NADAQ : 11,358.41 / +162.19 
S&P500: 3,991.73 / +34.48 
S&Pトロント60 : 1,210.62 / +4.48 
*10月生産者物価指数は予想を下回り伸びが鈍化。同時発表のNY連銀製造業景気指数は-5のマイナス予想に反し4.5と大幅に上昇。
*FRBバー副議長は上院公聴会で経済は顕著な軟化へ。インフレはあまりにも高いと述べた。
*アトランタ連銀ボスティック総裁、インフレ減速の兆候が見られるが不十分でさらなる利上げが必要になると述べた。
11月 16日(水)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 : 28,028.30 / +38.13 
オーストラリアASX200 : 7,122.20 / −19.40 
香港 ハンセンHSI : 18,256.48 / −86.64 
上海総合SSEC : 3,119.98 / −14.10 
*前日、ポーランド領の村にロケット弾が着弾し死者が出たことで地政学リスクが悪化。一時はロシアによるものと思われたがバイデン大統領はロシアの可能性は小さいと発言し緊張激化リスクは抑えられた。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 : 7,351.19 / −18.25 
ユーロSTOXX 600 : 430.15 / −4.29 
ドイツDAX : 14,234.03 / −144.48 
スイスSMI : 10,936.62 / −89.60 
*英10月CPIは大幅上昇、利上げ期待強まる。英中銀ディングラ委員は過度な締め付けに対し長期リセッションの可能性を懸念していると述べた。
*ECBデギンドス副総裁、インフレは今後数カ月は高止まり予想、月末のCPIの結果が次回の会合で重要になるとの認識を示した。
NCSA
北米
南米
NYダウ : 33,553.83 / −39.09 
NADAQ : 11,183.66 / −174.75 
S&P500 : 3,958.79 / −32.94 
S&Pトロント60 : 1,210.17 / −0.45 
*10月小売売上高は市場予想を上回る、8カ月ぶりの大幅上昇で利上げペースの減速議論が複雑化。
*FRBウォラー理事、来年にかけて利上げ実施する必要がある。我々はまだ道半ばだと述べた。
*SF連銀デーリー総裁、金利のピークは4.52-5.25%が妥当の範囲で、利上げの一時停止は選択肢になく議論すらされていないと述べた。
11月 17日(木)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 : 27,930.57 / −97.73 
オーストラリアASX200 : 7,135.70 / +13.50 
香港 ハンセンHSI : 18,045.66 / −210.82 
上海総合SSEC : 3,115.43 / −4.55 
*豪雇用統計、雇用者数が予想の倍上の伸び。失業率も改善した影響で大幅利上げ観測が浮上。
*インドネシアとフィリピンともに大幅利上げ。値下りした自国通貨の緩和を図った。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 : 7,346.54 / −4.65 
ユーロSTOXX 600 : 428.20 / −1.97 
ドイツDAX : 14,266.38 / +32.35 
スイスSMI : 10,917.88 / −18.74 
*ユーロ圏10月CPI、予想には届かなかったがエネルギー価格高騰で過去最高水準。
*英中銀のピル理事は高インフレを長引かせないためにさらなる引き締めが見込まれると述べた。
NCSA
北米
南米
NYダウ : 33,546.32 / −7.51 
NADAQ : 11,144.96 / −38.70 
S&P500 : 3,946.56 / −12.23 
S&Pトロント60 :1,207.24 / −2.93 
*新規失業保険申請件数が予想外に減少し歴史的低水準で労働市場の強さを示す。
*各連銀総裁のタカ派発言が相次ぐ。セントルイス連銀ブラード総裁、金利を「最低」でも5-5.25%引き上げるべき最悪7%も有り得る。SF連銀デーリー総裁、金利のピークは4.75-5.25%が妥当。ミネアポリス連銀カシュカリ総裁、インフレ2%に戻すことがコミット、1か月分のデータで過度に納得してはならない。
11月 18日(金)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 : 27,899.77 / −30.80 
オーストラリアASX200 : 7,151.80 / +16.10 
香港 ハンセンHSI : 17,992.54 / −53.12 
上海総合SSEC : 3,097.24 / −18.19 
*全国消費者物価指数は前年同月比3.6%の上昇で前月より加速。黒田総裁は利上げを行えば経済の回復が遅れるため好ましくない、緩和継続が適切だと述べた。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 : 7,385.52 / +38.98 
ユーロSTOXX 600 : 433.33 / +4.95 
ドイツDAX : 14,431.86 / +165.48 
スイスSMI : 11,045.49 / +127.61 
*英10月小売売上高、市場予想は上回るが小幅な回復に留まる。インフレによる購買力低下は継続。
*ECBラガルド総裁、独ナーゲル総裁、蘭クノット総裁、いずれも追加利上げが必要であると言及。
NCSA
北米
南米
NYダウ : 33,745.69 / +199.37 
NADAQ : 11,146.06 / +1.10 
S&P500 : 3,965.34 / +18.78 
S&Pトロント60 : 1,213.45 / +6.21 
*10月中古住宅販売戸数は市場予想を上回るが前月より低下。住宅ローン金利急上昇が要因。
*ボストン連銀コリンズ総裁、インフレ抑制のため追加利上げは必要。12月会合では0.75%の可能性も依然としてあると述べた。

翌週の主な経済指標・イベント

22日(火) CA 小売売上高 (前月比) (9月)
23日(水) 日本・勤労感謝の日
NZ 政策金利発表
SG 消費者物価指数 (前年比) (10月)
GE 製造業購買部協会景気指数 (11月)
EU サービス業・製造業購買部協会景気指数 (11月)
US 耐久財受注 (前月比) (10月)
US サービス業・製造業購買部協会景気指数 (11月)
US ミシガン大学消費者信頼感指数 (11月)、新築住宅販売戸数 (10月)
24日(木) アメリカ・感謝祭
GE  IFO景況指数 (11月)
25日(金) SG 国内総生産(前年前期比) (Q3)
GE  国内総生産(前年前期比) (Q3)

※US=アメリカ、GB=イギリス、GE=ドイツ、EU=ユーロ圏、CA=カナダ、AU=オーストラリア、NZ=ニュージーランド、
SG=シンガポール、CN=中国、JP=日本

③トレード

それでは今週の各チャートを振り返っていきましょう。

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
上弦・下弦の線が交差する地点をクロスポイントと称します。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。

USD/JPY_1H

今週は先週安値で買いを1件仕掛けて現在も保有中です。
先週の急落からある程度は戻すと思っていましたが大して戻りませんでしたね。
個人的に気になるのが2か所のピンです。0.25ライン(140.75円)、大きなオプションでもあるのかもしれませんね。

 

EUR/USD_1H

ドル円と同じタイミングでユーロドルも売りを仕掛けて現在も保有中です。
週始値と終値がほぼ一緒なので今週は様子見が強かったのかもしれません。

 

GBP/USD_1H

今週もノートレードでした。
今後ですがXMでポンドル専用の口座を追加で作る予定です。
詳細は別記事で作る予定ですのでお楽しみにしていてください。

以上が今週のリポートです。

もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

④今週の格言

成果をあげる人とあげない人の差は、才能ではない。
いくつかの習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である。

~ ピーター・ファーディナンド・ドラッカー(1909-2005) / 経営学者 

本日お誕生日の著名人からドラッカーさんを選ばさせて頂きました。
他にもたくさんの名言がありますので是非ググってみてください。

今回のポイントは”才能ではなく日頃の地道な継続が大切”

FXでも株でも一発屋みたいな人はよく聞きますが、
私、投資界隈の知り合いの中に一発屋の方で継続してお付き合いの方はいません。

投資の世界で生き残っている人に共通することは、正にこの名言の通りです。
親が超富裕層の同世代の知り合いがいますが、地道にコツコツやってますね。
後は先々週の名言で紹介しましたが”運”です。
才能があっても運がなければ成功することもないです。

運が巡ってきたときに必ず掴めるよう習慣的な姿勢を身につけてみてはいかがでしょうか。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。
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