どうもKOZIです。
10月29日の夜に韓国の方で残念な事故が起きてしまいました。
150人以上の方が亡くなられて内2人が日本人ということでお悔やみ申し上げます。
日本でも21年前に明石花火大会歩道橋事故がありました。
群衆事故というのは主催者・管理者、警察などが悪いように思いますが、私的には個人のリスクコントロールが足りていないと思っています。元自衛隊・警備会社で警護業務をしていた身からすると危機管理能力というのは当然一般の方より高いわけですが、今回のような不慮の事故を切っ掛けに一度思い直してみてはいかがでしょうか。
それでは今週もマーケットを振返っていきましょう。
①市況データ
OPEN | HIGH | LOW | CLOSE | 前週比 | |
USD/JPY | 147.753 | 148.848 | 145.667 | 146.651 | -79.1 / 0.54% |
EUR/JPY | 146.996 | 147.755 | 144.030 | 145.958 | -88.1 / 0.60% |
EUR/USD | 0.99437 | 0.99759 | 0.97301 | 0.99578 | -8.3 / 0.08% |
GBP/USD | 1.15620 | 1.16132 | 1.11422 | 1.13728 | -240.9 / 2.07% |
ドル指数(USDX/DXY) | 110.668 | 113.148 | 110.426 | 110.788 | 0.120 / 0.11% |
10年債利回り(US10Y) | 4.027 | 4.221 | 3.920 | 4.163 | 0.147 / 3.66% |
出典:TradeView(通貨レートはFXCM)
②各種指標・イベント
10月 31日(月) | |||
APAC アジア オセアニア |
日経平均 : 27,587.46 / +482.26 オーストラリアASX200 : 6,863.50 / +77.80 香港 ハンセンHSI : 14,687.02 / −176.04 上海総合SSEC : 2,893.48 / −22.44 |
*先週末に米WSJの記者がSNSでFRBがターミナルレートを想定より引き上げる可能性を示唆。これにより週明けのドル円は底堅く、月末のドル買いなどで堅調に推移した。 *上海市場では人民元が月間単位で8カ月連続の下落。94年以来の続落記録をつけることが確実。 |
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EMEA 欧州 中東 アフリカ |
イギリスFTSE100 : 7,094.53 / +46.86 ユーロSTOXX 600 : 412.26 / +1.50 ドイツDAX : 13,253.74 / +10.41 スイスSMI : 10,827.93 / +55.56 |
*ユーロ消費者物価指数は前年同月比10.7%の上昇で過去最高のインフレ率となりリセッション突入は不可避の見方が強まる。 *ECBメンバーのビスコ伊中銀総裁はインフレとの戦いについて、斬新的に進めて経済リスクを考慮しながら進めるべきだと述べた。 |
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NCSA 北米 南米 |
NYダウ: 32,732.95 / −128.85 NADAQ : 10,988.15 / −114.31 S&P500 : 3,871.98 / −29.08 S&Pトロント60 : 1,177.01 / −2.82 |
*10月シカゴ購買部協会景気指数は上昇の予想に反して悪化。ダラス連銀指数は6カ月連続の悪化。 *バイデン大統領は記録的な利益を出している石油会社に対し課税を強化する考えを明らかにした。中間選挙を控えてガソリン価格の高騰が民主党の足かせとなっている。対象は生産能力向上に取り組まない会社。 |
11月 1日(火) | |||
APAC アジア オセアニア |
日経平均 : 27,678.92 / +91.46 オーストラリアASX200 : 6,976.90 / +113.40 香港 ハンセンHSI : 15,455.27 / +768.25 上海総合SSEC : 2,969.20 / +75.72 |
*豪中銀RBAは政策金利を0.25%引上げ2.85%とした。予想通りの利上げだが一部では0.50%を見込んでいた。声明ではインフレ率を2-3%に戻すのが優先事項だが経済を安定した状態で実現することは依然として狭く不確実性が高いとしている。 | |
EMEA 欧州 中東 アフリカ |
イギリスFTSE100 : 7,186.16 / +91.63 ユーロSTOXX 600 : 414.37 / +2.17 ドイツDAX : 13,338.74 / +85.00 スイスSMI : 10,783.65 / −44.28 |
*ECBラガルド総裁はインタビューでインフレ率は依然と高い、政策金利はさらに上昇すると述べた。 * 英石油大手のBPが四半期決算で過去2番目の高い利益、他社も好業績が続いている。前日の米国と同じく業界への課税強化の動きが強まる。 |
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NCSA 北米 南米 |
NYダウ : 32,653.20 / −79.75 NADAQ : 10,890.85 / −97.30 S&P500: 3,856.10 / −15.88 S&Pトロント60 : 1,181.74 / +4.73 |
*9月JOLT求職件数が予想外に増加、10月ISM製造業景気指数も予想を上回ったが前月より低下し縮小の水準付近に近付く。 *大統領経済諮問委員会のメンバーは、バイデン大統領がFRBの政策転換を支持していると発言。 |
11月 2日(水) | |||
APAC アジア オセアニア |
日経平均 : 27,663.39 / −15.53 オーストラリアASX200 : 6,986.70 / +9.80 香港 ハンセンHSI : 15,827.17 / +371.90 上海総合SSEC : 3,003.37 / +34.17 |
*NZ雇用統計では雇用者数が大幅に伸び賃金も上昇、失業率は横ばいの結果となった。今月23日の会合では0.75%の利上げが予想されている。 *鈴木財務相は10月に実施した覆面為替介入について米当局には通達済みである事を示唆した。今後も投機的と判断したら瞬時に行動すると述べた。 |
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EMEA 欧州 中東 アフリカ |
イギリスFTSE100 :7,144.14 / −42.02 ユーロSTOXX 600 : 413.39 / −1.22 ドイツDAX : 13,256.74 / −82.00 スイスSMI : 10,806.23 / +22.58 |
*ECBメンバーでアイルランド中銀のマクルーフ総裁は次回の会合でどの程度の利上げをするかを決めるのは時期尚早でデータを見極めていく必要があると語った。 | |
NCSA 北米 南米 |
NYダウ : 32,147.76 / −505.44 NADAQ : 10,524.80 / −366.05 S&P500 : 3,759.69 / −96.41 S&Pトロント60 : 1,169.28 / −12.46 |
*FOMCでは市場予想通り0.75%の利上げ。 *パウエル議長は声明で、早ければ次回の会合で利上げペースを緩める可能性を示唆した。一方、最終的な金利の水準は高くなった。利上げのゴールは近付いているが当面の間は利下げに移すことは考えられない。短期的にはドルは強く底堅いと述べた。 |
11月 3日(木) | |||
APAC アジア オセアニア |
日経平均 : 休場 オーストラリアASX200 : 6,857.90 / −128.80 香港 ハンセンHSI : 15,339.49 / −487.68 上海総合SSEC : 2,997.81 / −5.56 |
*香港中銀(HKMA)は米利上げに追随する形で金利を0.75%引き上げて4.25%とした。またマレーシア中銀も0.25%の利上げをするなど引き締めが続いている。 *豪9月貿易収支は市場予想を大幅に上回る結果、輸出の鉄鉱石と液化天然ガスが伸びをけん引した。 |
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EMEA 欧州 中東 アフリカ |
イギリスFTSE100 : 7,188.63 / +44.49 ユーロSTOXX 600 : 409.55 / −3.84 ドイツDAX : 13,130.19 / −126.55 スイスSMI : 10,710.59 / −95.64 |
*英中銀BOEは政策金利を0.75%引き上げて3%とした。ベイリー総裁は会見でピーク金利は市場が織り込んでいるよりも低くなると示した。 *ラガルドECB総裁、緩やかなリセッションはあるがインフレ抑制には不十分であるとの見通しを示した。 |
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NCSA 北米 南米 |
NYダウ : 32,001.25 / −146.51 NADAQ : 10,342.94 / −181.86 S&P500 : 3,719.89 / −39.80 S&Pトロント60 :1,166.99 / −2.29 |
*新規失業保険申請件数が市場予想を下回り低水準を継続。ISM非製造業指数は予想以上に低下し2020年5月以来の低水準となりサービス需要が弱まりつつあることを示した。 |
11月 4日(金) | |||
APAC アジア オセアニア |
日経平均 : 27,199.74 / −463.65 オーストラリアASX200 : 6,892.50 / +34.60 香港 ハンセンHSI : 16,161.14 / +821.65 上海総合SSEC : 3,070.80 / +72.99 |
*ゼロコロナ政策を行ってきた中国では当局が規制緩和をする兆しがあり期待に加えて、米公開会社会計監督委員会の監査担当が米上場中国企業の検証作業を予定より早く終えたことも好感される要因となった。 | |
EMEA 欧州 中東 アフリカ |
イギリスFTSE100 : 7,334.84 / +146.21 ユーロSTOXX 600 : 416.98 / +7.43 ドイツDAX : 13,459.85 / +329.66 スイスSMI : 10,787.77 / +77.18 |
*EU圏PMIは市場のマイナス予想に反し上昇の結果となった。ラガルド総裁は、金利を景気抑制的な水準に引き上げる必要があると公演で述べた。 *英中銀ピル理事は会議で、今後数か月は利上げを継続する可能性は高いと述べ。しかし市場が予想しているピーク金利は高すぎると指摘した。 |
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NCSA 北米 南米 |
NYダウ : 32,403.22 / +401.97 NADAQ : 10,475.26 / +132.31 S&P500 : 3,770.55 / +50.66 S&Pトロント60 : 1,178.17 / +11.18 |
*雇用統計は雇用者数が伸びるも失業率が上昇するまちまちの結果。雇用者数の結果は良好であったが伸び率は減少傾向で、パウエル議長は求人件数減少による結果を期待している。 *シカゴ連銀のエバンス総裁は必要以上の金融引き締めを避けるためにFRBは小幅な利上げに移すべきだと述べた。 |
翌週の主な経済指標・イベント
8日(火) | AU | Westpac消費者信頼感指数 (11月) |
EU | 小売売上高 (前月比) (9月) | |
10日(木) | US | 消費者物価指数 (前年前月比) (10月) |
11日(金) | GB | 国内総生産 (前年前期比) (Q3) |
GE | 消費者物価指数 (前月比) (10月) | |
US | ミシガン大学消費者信頼感指数 (11月) |
※US=アメリカ、GB=イギリス、GE=ドイツ、EU=ユーロ圏、CA=カナダ、AU=オーストラリア、CN=中国、JP=日本
③トレード
それでは今週の各チャートを振り返っていきましょう。
USD/JPY_1H
今週は公私ともに忙しくノートレードとなりました。
先週の安値(114.11円)にでかい指値を入れてましたが今回はささらずじまいでした。
今週は上限下弦の線が特に効いた週で、ピンの箇所がポイントです。
水曜FOMCまでは下落基調でしたが、大きくヒゲを伸ばして転換。
その後は上弦の線まで上昇するも抑えられて徐々に下落、そして雇用統計で更に落ちて週引け。
EUR/USD_1H
今週は唯一トレードした通貨ペアになります。
週始め、少し窓が開いたので埋まったのを確認してから売りをしけて0.25ラインで利確。
次がFOMCの時ですが、事前に週始値で売り指値を入れておりました。
決まってからはどのラインで利確をするかチャートを高い緊張感をもって注視しておりました。
翌日のアジア時間では特に大きな動きはなく、欧州早出勢の動き次第で決めようと思いました。
東京引け後から下落して利確のタイミングを狙っていました。
18時過ぎ-0.25ライン(0.97350)に到達、下段上弦の線付近でもあるので手仕舞いしました。
GBP/USD_1H
今週はノートレードでした。
ユーロドルと同じく週半ばの週始値が効いていましたね。
仮にFOMCで売り(2つ目のピン)を仕掛けて底値で利確していれば500pipsの利益でしたので、やはりポンドらしいなという個人的な感想です。
以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。
④今週の格言
努力だけで過去の事業が成功してきたかというとそうではない。
やはり、これに運がプラスされている。
しかし、努力のないところには絶対に幸運は来ない。
~ 鮎川義介 / 実業家・政治家・日産コンツェルン創始者 ~
本日11月6日、誕生日の方から今回はこの方を選びました。
本当は”松岡修造”さんも誕生日だったので名言コーナーには適格だと思いましたが3カ月前に登場したばかりなので今回は見送りといたしました。
今回の鮎川義介さんは日産自動車や日立製作所などを立ち上げた偉人です。
長州士族の家に生まれ、恵まれた環境でしたが甘んじることなく自らの理念を貫き財閥を築き上げました。
そんな彼だからこそ言える名言ではないでしょうか。
”絶対に幸運は来ない”と言い切るのが素敵ですね。
初心忘るべからず「低処高思」が見事に当てはまるお方です。
是非、岸田君他政治家諸君も見習ってほしいな(笑)
投資でも生活でも人生でも、是非お役立ていただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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それではアデュー♪
※当ブログの内容は正確性・適切性・完全性を表明又は保証するものではありませんので、投資に関してはご自身のご判断で宜しくお願いいたします。
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