Forex Weekly Report WN14(4/4-8)

どうも皆さんKOZIです。

今週はロシア軍によるウクライナ占領地市民へのジェノサイド(大量虐殺)が注目される週となりました。追加制裁はもちろん日本もロシア外交官の一部を国外退去を要求するなど色々な意味で緊張が高まっていますね。

昨日一昨日は入学入園式が行われたようで新しい制服に身を包んだ子供たちの姿を目にしました。混沌とした世のなかではありますが、充実した日々を送って頂きたいと思います。

それでは今週もマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 122.600 124.677 122.261 124.278 173.7 / 1.42%
EUR/JPY 135.278 135.680 134.294 135.161 -13.2 / 0.10%
EUR/USD 1.10303 1.10544 1.08363 1.08758 -171.6 / 1.55%
GBP/USD 1.30950 1.31666 1.29817 1.30345 -78.4 / 0.60%
ドル指数(USDX/DXY)   98.566 100.189 98.519 99.837 127.1 / 1.29%
10年債利回り(US10Y)   2.395 2.728 2.371 2.706 0.320 / 13.41%

出典:TradeView

②各種指標・イベント

4月 4日(月)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 : 27,736.47 / +70.49 
オーストラリアASX200 : 7,513.70 / +19.90 
香港 ハンセンHSI : 22,502.31 / +462.76 
上海総合SSEC : 休場
週明けのアジアは様子見ムードで通貨・株価ともに大きな動きはない展開となった。対してオセアニア通貨は堅調、明日の政策金利発表を前に市場ではハト派姿勢が弱まるのではないかと予想している。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 : 7,558.92 / +21.02 
ユーロSTOXX 600 : 462.19 / +3.85 
ドイツDAX : 14,518.16 / +71.68 
スイスSMI : 12,340.87 / +161.79 
ロシアによるウクライナ占領地での市民虐殺疑いが浮上しユーロ圏経済回復への悪影響が懸念されユーロが下落。その他の通貨は小幅な展開。株価は続伸して取引を終えた。
NCSA
北米
南米
NYダウ: 34,921.88 / +103.61 
NADAQ : 14,532.55 / +271.05 
S&P500 : 4,582.64 / +36.78 
S&Pトロント60 : 1,336.07 / +9.50 
先週の雇用統計の堅調な結果およびウクライナ情勢の影響で有事のドル買いが優勢。しかし市場は6日に発表される3月FOMC議事要旨に注目しておりドルの上昇は限定的。株ではテスラのイーロン・マスク氏がTwitter株を9.2%取得したことに注目された。これによりTwitter株は前日比+10.67 
4月 5日(火)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 : 27,787.98 / +51.51 
オーストラリアASX200 : 7,527.90 / +14.20 
香港 ハンセンHSI : 休場
上海総合SSEC : 休場
豪中銀のRBAは政策金利の据え置きを発表した。声明では利上げに関して「忍耐強く」の文言が削除され2010年以来の利上げに対し前進したと好感され豪ドルは大きく上昇した。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 : 7,613.72 / +54.80 
ユーロSTOXX 600 : 463.07 / +0.88 
ドイツDAX : 14,424.36 / −93.80 
スイスSMI : 12,376.97 / +36.10 
露のウクライナ占領地での市民虐殺に対し追加制裁を検討していることが報じられるとユーロ経済への悪影響が懸念されユーロ安の展開。市場では今後の追加制裁への動向に注視している。
NCSA
北米
南米
NYダウ : 34,641.18 / −280.70 
NADAQ : 14,204.17 / −328.39 
S&P500: 4,525.12 / −57.52 
S&Pトロント60 : 1,329.63 / −6.44 
FRBでもハト派で知られるブレイナード理事が利上げおよびバランスシート縮小への着手についてタカ派的な発言を受けて長期金利が上昇しドルが買いが優勢。
10年債利回りは2.5655%と2019年5月以来の高水準に達した。
4月 6日(水)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 : 27,350.30 / −437.68 
オーストラリアASX200 : 7,490.10 / −37.80 
香港 ハンセンHSI : 22,080.52 / −421.79 
上海総合SSEC : 3,283.43 / +0.71 
前日の米長期金利の上昇を受けて対円は上昇し124円まで値を伸ばしたが利益確定の売りに押され123円後半での展開。豪ドルは6月利上げが確実視されておりもみ合い、他の通貨は総じて軟調であった。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 : 7,587.70 / −26.02 
ユーロSTOXX 600 : 455.97 / −7.10 
ドイツDAX : 14,151.69 / −272.67 
スイスSMI : 12,320.10 / −56.87 
ロシアに対する追加制裁を受けて景気後退観測が高まり株式や債券相場は下落。ユーロも上値が重い、しかしポンドは英PMIが予想より良い結果となったことでポンドが買われ一時は1.310まで値を上げた。
NCSA
北米
南米
NYダウ : 34,496.51 / −144.67 
NADAQ : 13,888.82 / −315.35 
S&P500 : 4,481.15 / −43.97 
S&Pトロント60 : 1,322.30 / −7.33 
NY午前はFOMC議事要旨の発表を控え様子見ムード。午後から議事要旨が発表され、3月の会合では多くの参加者が0.50の利上げを支持していた。しかしロシアのウクライナ侵攻で0.25に修正したことが判明。発表直後はドル安であったがその後は持ち直す展開。
4月 7日(木)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 : 26,888.57 / −461.73 
オーストラリアASX200 : 7,442.80 / −47.30 
香港 ハンセンHSI : 21,808.98 / −271.54 
上海総合SSEC : 3,236.70 / −46.73 
前日のFOMC議事要旨により株式相場が下落した流れでAPAC主要株価指数も総じて下落。中国では主要都市でコロナ感染拡大によるロックダウンが続いていることが投資家心理に影響を与えた。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 : 7,551.81 / −35.89 
ユーロSTOXX 600 : 455.02 / −0.95 
ドイツDAX : 14,078.15 / −73.54 
スイスSMI : 12,372.46 / +52.36 
議事要旨の公表を終え材料が出尽くしたこともあり方向感の無い展開。ユーロは序盤、ECBの金融正常化前倒しの見方から買いが先行していたが前日の高値を超えることができず失速した。
NCSA
北米
南米
NYダウ : 34,583.57 / +87.06 
NADAQ : 13,897.30 / +8.48 
S&P500 : 4,500.21 / +19.06 
S&Pトロント60 : 1,323.03 / +0.73 
朝方に新規失業保険申請が発表され予想より低い良い結果となったが同時に発表された継続申請が予想より多いため相場への影響は限定的。またFRBの各連銀総裁の発言もあったがタカ派・ハト派が混じる結果となりドルへの反応は限られた。
4月 8日(金)
APAC
アジア
オセアニア
日経平均 : 26,985.80 / +97.23 
オーストラリアASX200 : 7,478.00 / +35.20 
香港 ハンセンHSI : 21,872.01 / +63.03 
上海総合SSEC :3,251.85 / +15.16 
アメリカの大幅利幅観測が高まりAPACマーケットの通貨は総じて下落。対円では実需勢の売りで押されていたが一巡後は再び上昇し124円台まで値を伸ばした。株価は反発して取引を終えた。
EMEA
欧州
中東
アフリカ
イギリスFTSE100 : 7,669.56 / +117.75 
ユーロSTOXX 600 : 460.97 / +5.95 
ドイツDAX : 14,283.67 / +205.52 
スイスSMI : 12,507.69 / +135.23 
APACの流れを引き継ぎ通貨は軟調、株価は反発してスタートした。連日下落していたのもあり買戻しが入る形となった。通貨に関してはNY開始後に長期金利が上昇したことにより総じて下落したが節目のサポートが意識され一巡後は買いが優勢となった。
NCSA
北米
南米
NYダウ : 34,721.12 / +137.55 
NADAQ : 13,711.00 / −186.30 
S&P500 : 4,488.28 / −11.93 
S&Pトロント60 : 1,324.37 / +1.34 
マーケットオープンから早々に10年債利回りが2.726まで上昇、2019年3月以来の水準に達しドルインデックスも2年ぶりに100を超えるなどの展開。しかしユーロやポンド、円など主要通貨のサポートが意識されて上値を抑えた。株価はハイテク株が長期金利上昇で売られNASDAQの下落要因となった。

翌週の主な経済指標・イベント

12日(火) GB 失業保険申請件数 (3月)
GE ZEW景気期待指数 (4月)
US 消費者物価指数・同コア (前年前月比) (3月)
13日(水) AU Westpac消費者信頼感指数 (4月)
US 生産者物価指数 (前年前月比) (3月)
GB 建設業購買担当者景気指数 (3月)
CA 政策金利発表
14日(木) AU 雇用者数・失業率 (3月)
EU ECB・政策金利発表 (4月)
CA 小売売上高・同コア (前年前月比) (3月)
15日(金) 聖金曜日:米、英、EU、豪、加、香港、シンガポール他多数休場
US ニューヨーク連銀製造業景気指数 (4月)

※US=アメリカ、GB=イギリス、GE=ドイツ、EU=ユーロ圏、CA=カナダ、AU=オーストラリア

③トレード

それでは今週の各チャートを振り返っていきましょう。

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。

USD/JPY_1H

今週もドル円は続伸して引けとなりました。
週序盤は始値でもみ合っていましたがファンダメンタルの影響で急上昇して123円を抜けて、その後は124円も抜けて125円に迫る勢いで引けています。
ちなみに今週もドル円はノートレードです。
理由はドル預金口座を持っておりFXをわざわざしなくてもいいかなと思いました。
勝手に預金口座残高が増えていくので興味レベルが以前に比べ落ちています。

 

EUR/USD_1H

今週は序盤から売りを仕掛けてホールドしている状況です
ジリ下げが続いていますので頃合いを見て利確は決めますが中下段の下弦の線で分かりやすいぐらいトレンドが継続しています。急激に上げたり下げたりしたら転換と思いますがテクニカル・ファンダメンタル的にもここは売り継続で行きたいと思います。

 

GBP/USD_1H

先週の安値がサポートで効いており、ここまで下げたら買いを仕掛ける形で2回トレードを行いました。また急激な下落に備えた指値が約定しロールオーバーとなっています。
火曜日の一時的な変動を除いては下弦の線より下で推移しているので下落トレンドは継続した形となっています。しかし今週は週始値と下弦の線が効いているので来週の動向に注目です。
手仕舞いした2件の利確理由は1回目は週始値、2回目は下弦の線に達したからです。2回目はなぜ週始値まで持たなかったのは直前のローソク足と週末という時限的な理由になります。
ロールオーバーになった2ポジについては現状どちらも含み益の状態ですので、週明けの動向次第ではすぐに手仕舞いするかと思います。
2ポジの指値1.3000と1.2985に仕掛けた理由ですが1.3000は単に節目です。1.2985は下段の上弦下弦の線が交差するポイントだからです。

 

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

④今週の格言

Life was like a box of chocolates.
You never know what you’re gonna get.

人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないと分からない。


~フォレスト(主人公)/映画『フォレスト・ガンプ』~

今回は映画「フォレストガンプ」の名言を選んでみました。
「映画 名言」で検索すると大体上位に出てくるほど有名なセリフですね。

今のご時世ですが将来を悲観する方は少なくないと思います。
もし当てはまるようであれば、是非この映画を見て頂きたいですね。

人生は何が起こるか分かりません。
この名言のチョコレートもそうですが甘いのか苦いのか開けて食べなければ分かりません。
FXや投資でも同じです。
特に戸惑って見過ごすだけの方にはお勧めしたいですね。

ちなみに一か八かの丁半博打とは違いますので、ご注意を!!

 

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それではアデュー♪

 

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