Forex Weekly Report WN05(1/31-2/4)

どうも皆さんKOZIです。

1月31日に航空自衛隊のF15戦闘機が離陸直後に消息を絶ったとのことで非常に残念でなりません。
搭乗していた二人の安否が気になりますが、状況や時間的にも厳しいのが現状です。
私も航空自衛官の時は小松基地でF15戦闘機の整備をしていた時期もあります。
今回搭乗されていた田中1佐とも面識があります。もう16,7年前のことになりますが、名前を聞いたときはまさかと思いました。一日も早く発見されることを切に願いたいと思います。

それでは今週もマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 115.278 115.593 114.148 115.141 -5.30 / 0.05%
EUR/JPY 128.449 132.090 128.422 131.837 342.2 / 2.66%
EUR/USD 1.11412 1.14837 1.11380 1.14506 302.9 / 2.72%
GBP/USD 1.33937 1.36277 1.33853 1.35273 140.4 / 1.05%
ドル指数(USDX/DXY)   97.217 97.297 95.137 95.478 -173.9 / 1.79%
10年債利回り(US10Y)   1.796 1.936 1.741 1.912 0.139 / 7.84%

出典:TradeView

②各種指標・イベント

1月 31日(月)
シドニー市場では豪ドルは小幅高で推移。先週節目の0.700を割って引けていたが、徐々に値を上げ回復している。しかし翌日にRBA理事会が行われるため様子見ムードでもある。ASX指数は微小に値を上げて取引を終えた。
東京市場ではドル円は強含み。前場の終わりには115.59円まで値を上げたが先週の高値が意識され伸び悩んだ。その後はドル売り圧力が高まった影響で115.40円まで押し下げた。日経平均は続伸、27000円台まで回復して引けとなっている。
ロンドン市場では株式は横ばいで推移。ポンドは序盤から買いが先行し一時は下げることもあったがロンドンフィクスにかけてはドル売りの影響で上昇したが限定的であった。
欧州市場ではテクノロジー関連銘柄が買われ株式は反発して取引を終えた。ユーロはドイツの消費者物価指数が予想を大きく上回る結果となりユーロ買い・ドル売りが加速し、ユーロドルは1.12台まで回復する展開となった。
NY市場では先週の大幅高を受けて利益確定売りに押される形となり、シカゴ購買部指標が良好な結果で一時的には下げ渋った。しかしロンドンフィクスにかけては長期金利の低下もあって対円では一時115円を割って114.92円まで下落した。株式市場では主要3指数のいずれも上昇して取引を終えた。NYダウは序盤、利上げへの警戒で売りが優勢であったが長期金利の低下によりハイテク株や株価収益率(PER)の高い株に買いが集まり相場を押し上げた。
ドル円の終値は115.07‐13円。

2月 1日(火)
シドニー市場ではオーストラリア中銀RBAの政策金利発表後に豪ドルは大きく下落したがすぐに巻き返す荒い展開となった。RBAはハト派的な政策見通しを示し、5月に利上げを予想していた投機筋に牽制する形となった。ASX200は銀行株と産金株が上昇したことで反発して取引を終えた。
東京市場では日経平均が前日の米国株の上昇を受けて買いが先行し一時は400円高となったが、その後は上昇した分を打ち消す形で売りが上値は重い展開であった。ドル円は日経平均と同じく序盤は115.20円付近まで値を上げたがその後は失速。さらに財務省の神田財務官が「円安が輸入コストに影響を消費者負担が増える」と発言したことで115円を割り昨日の安値を更新した。
ロンドン市場では株式は上昇して取引を終えた。特に鉱業株や銀行株の買いが目立った。ポンドは対ドルで上昇し1.35台まで回復した。対円では円買いの影響で値を下げたが一巡後は買戻しにて下げ幅を打ち消し、さらに115円台まで値を伸ばした。
欧州市場では株式は続伸して取引を終えた。特にスイスのUBSが前日比⁺8.04%の急上昇が相場を押し上げた。ユーロはECBの金融政策正常化に向けた議論を進めるとした見方からユーロ買い・ドル売りとなり値を伸ばした。しかし対円では頭は重く、先のユーロ買いで日通し高値の129.54円は更新したがその後はユーロクロスの売りにつられ下落。さらに翌日のECB理事会を前にポジション調整の売りも出たことでロンドンフィクスにかけて大きく下落し日通し安値の128.87円を更新した。
NY市場では朝方発表された製造業購買部指数が予想を上回る結果となり、続いてのISM製造業景況指数は予想とほぼ同じ内容であったがサブカテゴリーのISM製造業価格が予想を大きく上回る結果となり雇用の上昇が好感された。ドル円は序盤金融政策正常化への懸念から安値を付けていたが良好な経済指標によりドル買いが優勢となり114.57円から115.19円まで上昇した。その後は長期金利の低下により値を下げる展開となった。株式市場では3指数すべてが続伸して取引を終えた。序盤は前日に値を上げたハイテク株が売られたが、良好な経済指標や長期金利の低下により景気敏感株が買われ相場を支えた。
FOMCの投票権を有するセントルイス連銀のブラード総裁が「3月の会合で利上げを支持する。市場が今年に5回の利上げをすることは悪い予想ではない」と発言した。
ドル円の終値は114.69‐74円。

2月 2日(水)
シドニー市場では豪ドル・NZドルともに堅調。豪中銀RBAは年内の利上げの可能性を認めたことが影響している。またASX200は続伸して取引を終えた。NZでは失業率が予想を下回り集計以来の低水準となった。
東京市場ではドル円は材料が少なく方向感がない展開となった。しかし日経平均は前日に続き好調で455.12円高で取引を終えた。東証1部の93%に当たる2043銘柄が値上がりしており堅調推移が続いた。
ロンドン市場では株価は続伸して取引を終えた。前日に買われた鉱業株や銀行株に加えて生活必需品株が買われて相場を支えた。ポンドは英国でのインフレ懸念からBOEが金融引き締めをするとの観測が広がり買いが優勢となった。対ドルでは1.3568まで値を上げて下落することなく推移している。
欧州市場では株価は3日連続の続伸で取引を終えた。ユーロ圏では好調な決算発表が相次いでる。さらにユーロ圏消費者物価指数が予想を大幅に上回り過去最大を記録。ユーロはECBが金融政策の正常化に向けた議論を前倒しで進めているとの見方が広まりユーロ買い・ドル売りを促した。対円でもユーロ買いが優勢であったが、終盤にウクライナ情勢を巡る懸念からクロス円に売りが出た影響で下げるなど一進一退の展開であった。
NY市場では朝方発表されたADP雇用統計がオミクロン株の影響からか予想の20.7万人増に対し30.1万人減の結果となりドル売りに拍車をかけた。ドル円は日通し安値の114.16円まで下落したが3月のFOMCでの利上げをする見方は変わっておらず、金利下げ幅の縮小や堅調な株価の推移により巻き返す展開となった。
株式市場では前日に続き3指数いずれも続伸して取引を終えており、NYダウは4日連続の上昇となっている。
ドル円の終値は114.44‐47円。

2月 3日(木)
前日のNY市場が引けた後にメタ(旧:Facebook)の決算が発表があり、売上高は前年比で増加したが純利益が8%の減益となり失望売りが出た影響で20%超えの暴落となった。さらにSNS関連銘柄にも影響を与えた。
シドニー市場では豪ドル・NZドルおよびASX200指数が下落した。リスク選好度合いの影響を受けやすい通貨であり、メタの株価暴落が影響を与える形となった。
東京市場では日経平均が下落して取引を終えた。成長株を中心に売りが目立ったのと川崎汽船(9107)が決算発表を行い今期の配当を据え置いたことが失望され13%超えの下落となった。対し円は下値が堅い、一時は日経平均の売りにつられる場面もあったが、一巡後は買戻しが入り巻き返した。
ロンドン市場ではBOEが市場の予想通り政策金利を0.25%から0.50%へ引き上げることを決定した。
ポンドは全面高の展開となり対ドルでは一時1.3628ドル、対円では156.51円まで値を上げた。
株式市場は追加利上げの発表後にポンドが上昇したことで嫌気され反落して取引を終えた。
欧州市場ではECBが政策金利を市場予想通り据え置いた。ラガルド総裁は会見で「従来の利上げの可能性は低い」と発言し、予想外のタカ派姿勢を示した。これらの影響で急激なユーロ高となり対ドルでは1.1451、対円では131.56まで値を上げた。株式市場はロンドンと同じく反落、メタの暴落を受けてテクノロジー関連銘柄が下落した。STOXX欧州600指数のテクノロジー指数は3.54%の下落となっている。
NY市場では新規失業保険申請およびISM非製造業指数が予想より良い結果となりドル買いが優勢となった。
対円では指標の結果と長期金利の上昇により114.99円まで値を上げ5日ぶりに反発して取引を終えた。
株式市場ではメタの決算発表による失望売りで26%超えの下落となり、それが波及してTwitterなどのSNSや大型ハイテク株への売りが強まった。主要3指数はいずれも下落となっている。
ドル円の終値は114.93‐99円。

2月 4日(金)
シドニー市場ではASX200が続伸して取引を終えた。前日に急落していたハイテク株が買われ週間ベースの上昇率は1か月ぶりの大きさとなった。豪ドルは対ユーロでは前日のイベントの影響で急落。対ドルおよび円では小幅に推移した。
香港株式市場では春節の連休明けで急上昇して取引を終えた。北京五輪の開幕を受けてスポーツ用品の株が注目された。その他に金融・不動産やIT・テクノロジー株の買いが目立った。
東京市場では日経平均が続伸して取引を終えた。ゲームやアミューズメントで知られるコナミHDは決算発表を行い前年同期比10.6%の増益となったことが好感され株価は前日比+720.0(+11.71%)と急伸した。
一方で円は雇用統計を前に様子見ムードで方向感に欠ける展開となった。
ロンドン市場ではポンドは弱含み。アジア時間では値を上げたが前日の高値を更新する事ができずに下落。また週末という事で利益確定やポジション調整の売りに押される展開となった。一時は1.35付近まで下落したが少し値を上げて引けとなった。株式市場も下落して取引を終えた。連日買われていた銀行株に売りが集中し相場の重しとなった。
欧州市場ではユーロが強含み。前日ECB会合でのタカ派姿勢が年内の利上げ観測を強めたことでユーロが買われる展開。ユーロドルにおいては一時1.1484まで上昇し昨年11月以来の高値を付けた。対して株価はECBのタカ派姿勢を受けて市場を揺さぶった。さらに自動車の排ガス規制を強化する報道を受けて自動車並びに部品関連の株価が下落したことも要因となった。
NY市場では朝方発表された雇用統計が予想を大幅に上回る良い結果となりドル買いが優勢。対円・ポンドは値を伸ばしたが、対ユーロでは一時的に売りを強めたが一巡後はユーロ買いが根深く入り戻される形となった。株式市場ではダウが僅かに下落し、NASDAQおよびS&P500は反発して取引を終えた。特にNASDAQはアマゾンの好決算を受けて急上昇した。アマゾンは前日比+375.88(+13.54%)高となっている。
ドル円の終値は115.20-26円。

 

翌週の主な経済指標・イベント

7日(月) NZ ニュージーランド・建国記念日にて休場
8日(火) US 貿易収支 (12月)
9日(水) AU Westpac消費者信頼感指数 (2月)
GE 貿易収支 (12月)
10日(木) US 消費者物価指数 ・同コア(前年前月比) (1月)
11日(金) GB 製造業生産 (前月比) (12月)
GB 貿易収支 (12月)
US ミシガン大学消費者信頼感指数 (2月)

※US=アメリカ、GB=イギリス、GE=ドイツ、EU=ユーロ圏、CA=カナダ、AU=オーストラリア

③トレード

それでは今週の各チャートを振り返っていきましょう。

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。

USD/JPY_1H

今週序盤は様子見からスタート、月曜から水曜夜まで下落は概ね予想通り。
下げ止まったところで買いを仕掛けていますが、根拠はまったく無くて直感で決めました。
利確の理由は週始値到達と週末だからです。

 

EUR/USD_1H

今週のユーロドルはさえない結果となりました。
イベントが木曜にあった事もあり警戒感が強く、様子見傾向が続いていました。
2/1の夜に中段・下弦の線にタッチしたところで売りを仕掛けて翌朝に利確。それなりに利益が出ているのであれば持っておくことも考えていましたが、イベント間近という事もあり微益ですが手仕舞いしました。ちなみに保有していれば木曜のイベント前に損切りしていたか、もしくは急上昇でロスカットになっていたかのどちらかでした。
2/4のお昼ごろですが上段の中心ライン付近で売りを仕掛けて、これも微益で手仕舞い。理由は雇用統計が控えている事と週末だからです。

 

GBP/USD_1H

月曜の週始値で支えられたところで買いを仕掛けて中段・下弦の線にタッチしたところで利確。
ポンドも重要イベント前という事で1回のみのトレードとなりました。私の手法でいけば後半の上段・下弦の線で抑えられたところで売りを仕掛けることができていましたが逃してしまったのが反省点です。

 

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

④今週の格言

We don’t stop playing because we grow old;
we grow old because we stop playing.

年をとったから遊ばなくなるのではない。
遊ばなくなるから年をとるのだ。

~ジョージ・バーナード・ショー/George Bernard Shaw~

 

今週はアイルランドの文学者・政治家、バーナード・ショーさんの名言を選びました。

最近皆さん遊んでますか!?

人によって遊ぶことはスポーツであったりゲームであったり様々だと思います。

しかし、この名言が伝えたいことは好奇心を持つことではないかと私は思っています。
子供たちなんて好奇心の塊ですよね。
大人になっていくと好奇心を持つことも段々と少なくなっていくでしょう。
さらに行動がルーティン化すると考えなくなるので余計に老け込みます。

日々のちょっとしたことでも何か好奇心を持ってみてはいかがでしょうか。

FXで例えるならいつもドル円の買いしかしないのであれば、別のの通貨をやってみてもいいと思います。他にCFDや国内海外の株式に挑戦するとかチャンスはいくらでもありますよ。

 

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それではアデュー♪

 

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