Forex Weekly Report WN02(1/10-14)

どうも皆さんKOZIです。

今週はオミクロン株の感染拡大ばかりが目に付く週でしたね。
この記事を書いている最中ですが、大学入学共通テストの会場で受験生3人が少年により刃物で刺されるという痛ましい事件の速報が入り痛ましい思いです。命は大丈夫ですが1名が重傷との事で、一日も早くご全快なさるようお祈り申しあげます。

昨年の北新地放火事件もそうですが、このようなリスクは常に存在する事です。
明日は我が身と思いリスク回避を心掛けたいものですね。

それでは今週もマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 115.475 115.851 113.481 114.148 -132.7 / 1.15%
EUR/JPY 131.193 131.474 129.778 130.335 -85.8 / 0.65%
EUR/USD 1.13518 1.14828 1.12850 1.14149 54.0 / 0.48%
GBP/USD 1.35819 1.37488 1.35318 1.36708 86.1 / 0.63%
ドル指数(USDX/DXY)   95.739 96.229 94.629 95.167 -57.2 / 0.60%
10年債利回り(US10Y)   1.767 1.808 1.694 1.788 0.24 / 1.36%

出典:TradeView

②各種指標・イベント

1月 10日(月)
アジアマーケットでは日本が祝日で休場。シドニー市場では豪ドルが堅調。モリソン豪首相がオミクロン株の感染拡大に対し経済への影響を話すのは早すぎる、ロックダウンではなく前に推し進めると発言した事で豪ドルの上昇を支えた。
また上海市場では春節を控え企業の需要増を背景に人民元も上昇した。
ヨーロッパマーケットではウクライナ問題を背景に欧州株が軟調に推移しリスク回避の円買い・ドル売りが先行し。ドル円は一時115.05円まで値を下げ、クロス円も軟調でユーロは1円幅の下落となった。
NY市場では序盤は欧州の流れを引き継ぎ、ダウ平均が一時590ドル超えの下落となった。
先週の雇用統計を受けてゴールドマンサックスがFRBの利上げ回数予想を3回から4回へ引き上げ、金融緩和縮小の時期を12月から7月に早めた。この影響で長期金利が一時1.808%まで上昇した。
終値は115.20‐25円。
1月 11日(火)
東京市場では仲値にかけての実需のドル買いで113.39円まで値を上げたが、その後は日経平均の下落を受け115.13円まで値を下げる展開となった。シドニー市場では昨年11月小売売上高の指標は予想を大きく上回る結果となったが、オミクロン株の感染拡大により今月の小売売上高は落ち込むと思われ大きな動きはなかった。
ヨーロッパマーケットではロンドン・欧州共に株価は反発して取引を終えた。通貨に関してはパウエルFRB議長が発言を行う予定で序盤は様子見ムードの展開となった。
NY市場ではクリーブランド連銀のメスター総裁をはじめアトランタ連銀総裁やカンザスシティー連銀総裁が相次いで金融緩和に積極的なタカ派発言が相次いだ。ドル円は序盤は下落していたが徐々に値を上げ23時過ぎには115.68円の日通し高値を付けた。しかしその後パウエル議長の発言でバランスシート縮小時期について明確な発言を避けた事により長期金利が低下しドル売りが優勢となった。終値は115.28‐32円。
1月 12日(水)
アジアマーケットではシドニー市場で豪ドル・NZドルともに対ドルで小幅高。前日のパウエルFRB議長の発言で長期金利が低下、先行きを巡る懸念が後退しリスク許容度が高まったのが背景となっている。
それに対し東京市場ではドル売り・円売りが交錯するなかCPIを控えて大きな値動きはなかった。
上海市場では先の影響により人民元が年初来高値を記録したがインフレ鈍化で限定的であった。
ヨーロッパマーケットではロンドン・欧州共に株価は続伸して取引を終えた。通貨に関しては目先のCPIを控えて狭い範囲での値動き。
NY市場では朝方発表されたCPI・消費者物価指数は予想を上回ったが、上昇率が市場予想より低かったことでドル売りが優勢となった。ドル円は下落し115円の節目や114.75円のオプション・一目均衡表基準線を抜けて114.38円まで値を下げた。ポンドでは0.56%の上昇、ユーロは2か月ぶりの高値1.145まで上昇した。
要人発言ではセントルイス連銀のブラード総裁が2022年は4回の利上げを考えていると発言、先週の3回と発言した内容を修正した。
終値は113.63‐64円。
1月 13日(木)
シドニー市場では前日の米CPIの影響でドル売りが優勢となり豪ドル・NZドルともに堅調に推移した。
上海市場では前日に2週間ぶりの高値を付けたが、オミクロン株の感染拡大が進み厳格な行動制限で景気が悪化すると懸念され元安となった。
東京市場では仲値にかけて実需のドル買いが入ったが日経平均が下落した影響で限定的。日経平均は国内でのオミクロン株の感染拡大による警戒感が重しとなり終日で前日終値を下回った。
ロンドン市場では株式が3日連続で続伸、ポンドは対ドルではもみ合いとなり対円では下落した。ジョンソン首相がロックダウン中に官邸の庭で飲み会を行ったことが報じられ与野党から辞任を求める声が上がっていたが相場への動きはなかった。
欧州市場では株式が小幅に反落し取引を終えた。オミクロン株の感染拡大による供給ひっ迫への懸念があり、特にディフェンシブ銘柄が下落した影響が大きい。
NY市場では朝方発表された12月卸売物価指数が前月・前年比ともに予想より悪い結果となり、さらに新規失業保険申請が増加したことも追い打ちとなりドル売りが加速した。株式3指数(NYダウ・NASDAQ・SP500)がそろって値を下げたことも要因となっている。
FRBのブレイナード理事は3月のテーパリングが終了次第、FRBは年内に複数の利上げをすると述べたが相場への影響は軽微。ドル円は一時114.00円まで値を下げて114.17‐20円で引けとなった。
1月 14日(金)
アジアマーケットではシドニー市場で豪ドルが小幅に下落したが週始値からは1.2%の上昇。
上海市場では上海総合指数が0.96%の下落。オミクロン株の感染拡大により旅行会社へ団体旅行活動を制限した影響で旅行関連銘柄は2.1%の下落となった。
東京市場では日経平均が大幅に下落したことによりドル円もリスク回避の円買いを受け大幅に下落した。
下落の影響によりストップロスが誘発し一時は113.64円まで値を下げた。
またアジアの主要株価指数はすべてにおいて下落となっている。
ヨーロッパマーケットでもアジアと同じく世界的な株安によりロンドンを始め欧州各国の株価が下落。
唯一ノルウェーのオスロ指数が上昇した。ノルウェーは経済が急成長しており、昨年12月に政策金利を0.25%から0.50%へ利上げしている。さらに3月に引き上げる可能性があり注目が集まっている。
ロンドン市場では11月英GDP指標が予想より結果を受けてポンド買いが優勢。しかし前日の高値が意識されて失速、株価下落を受けて値を下げる展開となった。
欧州市場では株価の下落によりユーロは終始売りが優勢であった。ECBのラガルド総裁はユーロ圏のインフレ率は年内に過去最高水準から低下するとした上で、ECBはインフレ率を2%目標まで低下させるために必要な措置を執ると発言した。
NY市場では朝方発表された小売売上高が予想より大幅に下回った事でドル売りが優勢、さらにミシガン大指数も予想より悪い結果となりドル円は一時113.49円まで値を下げた。しかし対欧州・オセアニア通貨を中心にリスクオフのドル買いが優勢となり、また長期金利の上昇が支援材料となり114円台まで回復し114.19-25円で引けとなった。

 

翌週の主な経済指標・イベント

17日(月) アメリカ・キング牧師生誕記念日にて休場
18日(火) GB 雇用者数・失業率(11月)
GE ZEW景気期待指数 (1月)
US  ニューヨーク連銀製造業景気指数 (1月)
CA 消費者物価指数・同コア (前月前年比) (12月)
19日(水) GB 消費者物価指数 (前月前年比) (12月)
US 建築許可件数 (12月)
20日(木) AU 雇用者数 (12月)
EU 消費者物価指数・同コア (前月前年比) (12月)
US  フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (1月)
US 中古住宅販売戸数 (12月)
21日(金) EU 小売売上高・同コア (前月前年比) (12月)
CA 小売売上高 (前月前年比) (11月)

※US=アメリカ、GB=イギリス、GE=ドイツ、EU=ユーロ圏、CA=カナダ、AU=オーストラリア

③トレード

それでは今週の各チャートを振り返っていきましょう。

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。

USD/JPY_1H

今週はテクニカル的には売り目線が意識される週でした。
先週の高値を徐々に切り下げてきており黄色の線と矢印を見て頂ければ一目瞭然ですね。
但し私はドル円でスキャル以外は売りなんて仕掛けませんが。
まずは中段・上弦の線で買いを仕掛けて始値で手仕舞い。続いて木曜の明け方に下段・上弦の線で買いを仕掛けました。ここで支えられるかと思いましたが上弦の線をを抜けそうだと思い微益で決済(ファンダメンタル的な要素を鑑みています。)
最後は金曜です。昼間に静観するといったツィートをしましたが、下段・下弦の線に沿って推移しており、下段の安値まで下がっていることから買いを仕掛けて週持ち越しといった状況です。

 

EUR/USD_1H

週の初めに下落し上弦の線で触れたところで買いを仕掛けて、週始値まで上昇して手仕舞いという私のいつもの手法ですね。
後は上段の上弦の線で2回ほど売りを仕掛けています。こちらも週持ち越ししており週明けには手仕舞いを考えています。

 

GBP/USD_1H

今週はノートレードでした。理由は私の手法に当てはまらないからです。

 

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

④今週の格言

Man is a goal seeking animal.
His life only has meaning if he is reaching out and striving for his goals.

人間は、目標を追い求める動物である。
目標へ到達しようと努力することによってのみ、
人生が意味あるものとなる。

~アリストテレス/Aristotle~

 

先週・先々週と続き新年目標を立てた方が多いの思いますので選んでみました。
アリストテレスは皆さんもご存じ古代ギリシャの哲学者ですね。

目標へ到達する努力ですが、これは自分との戦いですよね。

先週のブログで英語とダイエットの二つを例えさせていただきましたが、
目標に向かって努力できないのは、あなた自身が本音では望んでいないという事です。

それならさっさと諦めて自分が求める目標を考えてみてはいかがでしょうか。
目標のない人生ほど辛いものはないと私は思います。
不快に思う方もおられる方もいるかもしれませんが、時間が無駄に過ぎるだけです。

もし目標が見出せないのなら、まず見出すことから始めましょう!

人生は片道切符。

過ぎてしまっては戻ることはできませんよ。

 

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それではアデュー♪

 

当ブログの内容は正確性・適切性・完全性を表明又は保証するものではありませんので、投資に関してはご自身のご判断で宜しくお願いいたします。

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