Forex Weekly Report WN50(12/13~12/17)

どうも皆さんKOZIです。

皆さんもご存じだと思いますが、昨日非常に痛ましい事件が起きてしまいました。
当時はサラリーの仕事をしており事件現場からは徒歩で行ける距離です。緊急自動車のサイレンが鳴り響いていたので何かあったのかと思いましたが、まさかこんな事が起きているとは思いませんでした。
犠牲になられた皆様に謹んで哀悼の意を表し、ご遺族の方には心よりお悔やみを申し上げます。
また治療中の皆様においては一日も早くご全快なさるようお祈り申しあげます。

それでは今週もマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 113.720 114.276 113.141 113.700 37.3 / 0.33%
EUR/JPY 128.133 129.637 127.700 127.705 -55.6 / 0.43%
EUR/USD 1.13098 1.13605 1.12216 1.12361 -79.8 / 0.71%
GBP/USD 1.32379 1.33743 1.31715 1.32338 -33.7 / 0.25%
ドル指数(USDX/DXY)   96.050 96.906 95.851 96.672 62.2 / 0.65%
10年債利回り(US10Y)   1.49 1.51 1.37 1.41 -0.08 / 5.51%

出典:TradeView

②各種指標・イベント

13日:週始めはオセアニア市場で113.23円まで下げる動きを見せたがリスクオンの展開でドルが優勢となり、東京市場からは日経平均株価が350円を超える上昇を見せたほか、10年債利回りが上昇した事もありドル買いが加速した。しかし買いが一服するとFOMCを前に様子見ムードの展開となった。
ロンドン市場ではオミクロン株による初めての死者が出た報道を受けポンド売りが加速、株価も軒並み下落した。
NY市場では先のオミクロン株の報道によりリスクオフの円買いドル売りが先行し、ダウ平均も一時は360ドル越えの下落。ドル売りが加速し113.38円まで値を下げたが一服すると小幅に値を戻し113.54‐59円にて引けとなった。

14日:アジア時間では目先のFOMCを前に依然として様子見ムードの展開が続いている。
その中、日本時間正午に岸田首相が自社株買いに関する発言を行った影響で日経平均が一時330円を超える下げ幅を見せた。ドル円も一時的には下げたが売りは続かず直ぐに買い戻しが入った。
欧州市場では中央銀行会合の前に株式相場が5営業日連続での下落となった。オミクロン株による不透明感が続いているが市場関係者は欧州全体での成長への影響は少ないとの見方を示している。
NY市場からは欧州の流れからダウ先物が下落しドル売りが優勢であったが、PPI・11月卸売物価指数が2010年11月以来の大幅な伸びとなり、当面の間はインフレが続くであろうという思惑から長期金利が上昇しドル買いが優勢となった。終値は113.70‐74円。

15日:アジア時間では、ドル円が国内企業のゴトー日のドル買いで仲値にかけて上昇したが限定的であった。FOMCを前に様子見ムードの展開が続いている。
NY市場は朝方発表された小売売上高とNY連銀指数が強弱混じる形となり当初は売り圧力が強かったが限定的であった。FOMCでは予想通りテーパリングを従来の2倍に加速、2022年の利上げを1回から3回に引き上げを決定した。これによりドルが優勢となり114.26円まで値を上げたが、今回の結果は想定の範囲内であったことから伸び悩む結果となり113.95円まで下落し114.02‐05円にて引けとなった。

16日:前日のFOMCの結果を受けドル円は堅調に推移。日経平均の上昇や仲値にかけてのドル買いなどにより114.25円まで値を上げた。しかし目先の上値が意識され、国内輸出企業によるドル売りが起こると114.04円まで下押しした。
欧州市場ではBOEがインフレ率を目標水準3倍の6%に達する見方を示し政策金利を0.1%から0.25%へ引き上げ事によりポンドが全面高の展開となった。またECBの定例理事会ではコロナ対応で導入したパンデミック緊急購入プログラムを来年3月までに終了すると発表した。また最新経済予測においてインフレ見通しが大幅に上方修正されたことによりユーロ高となった。しかし会見後にラガルド総裁がハト派的な姿勢を示したため一転して値を下げた。
NY市場からは朝方発表された新規失業保険申請が増加した事に加え、ポンド・ユーロ高によりドル売りが優勢となった。またフィラデルフィア連銀指数が予想より大幅に低い結果を受けてドル売りに拍車が掛かり113.56円まで値を下げた。株価が失速し金利が低下したことも要因となっている。終値は113.67‐72円。

17日:東京市場では前日同様に仲値にかけてのドル買いにより113.85円まで値を上げたが、以後は日経平均の急落によりドル売りが優勢になった。また時間外の10年債利回りや世界的な株安により円買いが強まりドル売りが加速した。
NY市場でも先の流れが続き113.14円まで値を下げた。売りが一巡後は買戻しが入り、FRBのウォラー理事がインフレが高すぎるとして来年3月のFOMCで利上げも選択肢になるとのタカ派発言をしたことからドル買いが加速し113.77円まで上昇し113.63-71円で引けとなった。

 

翌週の主な経済指標・イベント

21日(火) GB 小売売上高 (前月比) (11月)
CA 小売売上高 (前月比) (10月)
22日(水) GB 国内総生産 (前年前期比) (Q3)
US 国内総生産 (前期比) (Q3)
US 中古住宅販売戸数 (11月)
23日(木) US 耐久財受注 (前月比) (11月)
US 個人消費支出物価指数 (前年前月比) (11月)
CA 国内総生産 (前月比) (10月)
24日(金) アメリカ・イギリス・オーストラリア他、クリスマスにて休場
US ミシガン大学消費者信頼感指数 (12月)
US 新築住宅販売戸数 (11月)

※US=アメリカ、GB=イギリス、GE=ドイツ、EU=ユーロ圏、CA=カナダ、AU=オーストラリア

③トレード

それでは今週の各チャートを振り返っていきましょう。

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
USD/JPY_1H

今週はイベント多数でファンダメンタルが強い1週間となりました。
まず週始め上昇してから前半はあまり動きのない展開ですが少しずつ値を上げて行きました。
週折り返し地点を過ぎてからは先週の高値を更新した後に一度は週始値を割りましたが持ち直して引ける形になりましたね。
今週ドル円は珍しくノートレードでした。

 

EUR/USD_1H 


今週のユーロドルのチャートは面白い形になりましたね。
基本は売り目線で実際にトレードも売りしかしていません。
それではポイントですが、まず14日に始値と下弦の線が交わる所で売りをしかけています。
次は16日の夕方に週始値と上弦の線が交わるところで売りを仕掛けましたがNYに入る前に手仕舞いしています(ファンダメンタル的な判断です)。
金曜も仕掛けるか迷いましたが週末・年末という事で止めています。

 

GBP/USD_1H

ドル円に続いてですがポンドルも今週はノートレードでした。
所見ですが前半は上限下弦の領域内での展開となり、折り返し地点から長い下ヒゲを付けて上昇しています。200pipsほど幅がありますが、上昇が止まった箇所については特段テクニカル的な理由はありません。
唯一付けるのであれば先週の高値安値でフィボナッチを引いたらこの高値がちょうど1.618の所です。

今週はドル円とポンドルがノートレードでしたが、実はUSD/CADなどの他の通貨とS&P500をやっていました。

今週のS&P500に関しては過去最大の収益となり、今年の週単位での収益を上回る結果となりました。
まだ考え中ですが来年からS&P500も掲載するかもしれません。

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

④今週の格言

Do not quench your inspiration and your imagination;
do not become the slave of your model.

あなたのインスピレーションやイマジネーションを抑えてはならない。
模範の奴隷になるな。

~フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ/Vincent Willem van Gogh~

今回は皆さんご存知の画家・ゴッホ氏の名言をチョイスさせてもらいました。

まずインスピレーションとイマジネーションの意味をおさらい。

インスピレーション=ひらめき、霊感、啓示。
イマジネーション=想像力、新しいものをつくり出す創造的な構成力・創作力。

この二つですがクリエイターにだけ必要な物じゃないのかと思われる方もいるでしょうが、私はそうではないと思っています。
例えば、このブログ③でチャート画像を掲載していますね。
あの線や角形を描けるのはインスピレーションとイマジネーションあってのものです。

それにフィボナッチを引いたりしていますが、本来の使い方でないのは皆さんもお気づきだと思います。
基本は大事ですが、模範的な使い方をしていては描けなかったかもしれません。

模範とは見習うべき手本という意味ですが。
貴方自身のオリジナルを崩してはいけない、

この名言はそんな感じがしてなりません。

ちなみに私はずっとオリジナルを貫いているので、模範とは程遠い存在ですが。
その代わり、誰にも真似はできませんし真似しようともしないでしょう。

もし常に模範的な行動を選んでる方で、迷いがある方は自分のオリジナルを試してみてはいかがでしょうか。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

次週の更新をお楽しみに!!

それではアデュー♪

 

当ブログの内容は正確性・適切性・完全性を表明又は保証するものではありませんので、投資に関してはご自身のご判断で宜しくお願いいたします。

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