障がいのある学生の増加(文科省審議会)、少子化と合わせて取り組むべき課題。

どうも皆さんコージです。

本日は大雨にて東海道新幹線(新富士ー静岡)が一時運転見合わせになるなど、各地で影響が出ています。
また、紅麹問題で新たな死亡疑いが出ておりますが、まだ調査中ですので結果を待ちたいところです。

 

さて、本日行われた文科省の審議会で一部気になった事がありますので、所見を述べます。

中央教育審議会大学分科会高等教育の在り方に関する特別部会(第7回)

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/053/siryo/mext_01812.html
出典:文部科学省

上記リンクの配布資料より抜粋
【資料1-1】急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方に関する中間まとめ(案)
1.高等教育を取り巻く状況
>(1)近年の高等教育を取り巻く変化
>⑨障害のある学生の増加
我が国における近年の障害者施策としては〈中略〉おいて法的に義務付けられることとなった。
大学・短期大学・高等専門学校における障害のある学生の在籍者数は、平成25(2013)年の13,499人から令和4(2022年)には49,672人と10年間で約4倍に増加している。それに併せて合理的配慮の提供を受けている学生数も増加している。
少子化で年々若者は減りつつあるが、障がいのある若者は増加しており対策は急務といって良いだろう。無論、発達障がいの診断基準が変わり世の中に広まった事もあるが、それにしても多すぎるのではないだろうか。内訳を調べてみると下記の通りだ。
2022年度 2012年度
視覚障害 823 (789) 694 (681)
聴覚・言語障害 2,005 (1,852) 1,488 (1,556)
肢体不自由 1,983 (1,837) 2,450 (2,491)
病弱・虚弱 13,529(11,830) 2,570 (2,047)
重複 478 (438) 254 (167)
発達障害 10,288 (8,698) 1,878 (1,453)
精神障害 15,787(12,228) 2,425 (1,838)
その他の障害 4,779 (3,072)

2012年度は精神障害とその他の障害はまとめられた数値、()内は前年度数値。
その他の障害については下記の通り。
【その他の障害】 視覚障害、聴覚・言語障害、肢体不自由、病弱・虚弱、重複、発達障害及び精神障害に該当しない障害があり、医師の診断書がある者。又は健康診断等において上記の障害があることが明らかになった者。 ※多汗症、原因を特定することができない過敏性腸症候群、頻尿等はここに計上する。

 

「病弱・虚弱」「発達障害」「精神障害/その他の障害」の増加が著しい。特に「精神障害/その他の障害」は前年より大幅に上昇している。

厚生労働省も把握はしているようで支援策については行っている。しかし、障がいに至った原因に対してアクションを行っているか調べてみたが具体的なものは見つからなかった。
先の通り、発達障害は認知により増えたのは理解できるが「病弱・虚弱」や「精神障害/その他の障害」については、早急に改善できるものについては対応をするべきではないだろうか。また、筆者が別途危惧しているのは、上記の数値はあくまでも高卒以上の学生を対象にしており、いわゆる児童・生徒は含まれていない事だ。

誰しも健康でありたいのは共通の事であろう。
障がいを持った方への配慮は必要だが、防げるものは防ぐことが今後の課題だ。
昨今、LGBTQなどのジェンダー問題が取り上げられているが、今回の内容についても関心を持っていただき、皆が安心して暮らせる社会の実現を目指したい。

なお、本記事において障害と障がいを分けて表示していることについては、近年の広まりであることを理解されたい(抜粋や名称については漢字表記で記載しています)。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

この記事が貴方の役に立てれば幸いです。

それでは、また。

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