Forex Weekly Report WN48(11/27-12/1)

どうも皆さん、KOZIです。

2023年も残りひと月を切りました。1年経つのも早いものですね。
成績(収益)については良好で、前年比でどこまで上昇できたかが気になる所です。
残り4週間、後半は欧米が休暇に入るので商いは薄くなりますが、最後までチャンスがあれば頑張りたいものですね。

それでは今週もマーケットを振返っていきましょう。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 149.399 149.674 146.659 146.748 -265.1 / 1.77%
EUR/JPY 163.498 163.650 159.645 159.704 -370.3 / 2.27%
EUR/USD 1.09432 1.10171 1.08286 1.08789 -53.9 / 0.49%
GBP/USD 1.25983 1.27330 1.25909 1.27010 106.4 / 0.84%
ドル指数(USDX/DXY)  103.415 103.722 102.467 103.193 -22.2 / -0.21%
10年債利回り(US10Y)   4.494 4.514 4.197 4.472 -0.275 / 6.15%
日経平均 33710.03 33811.41 33161.07 33431.44 -194.02 / 0.58%
NYダウ 35376.44 36264.85 35280.57 36245.51 855.35 / 2.42%
S&P500 4554.86 4599.39 4537.24 4594.64 35.31 / 0.77%
WTI原油先物 75.27 79.56 73.96 74.34 -0.78 / 1.04%
金(US$/OZ) 2005.11 2075.35 2000.66 2071.95 69.85 / 3.49%

出典:TradeView(通貨レートはFXCM、株価指数/商品はTVC or Yahoo!finance)

 

②各種指標・イベント

今週の主な経済指標結果・要人発言

27
(Mon)
米国 建築許可件数>結果:1.498M/予想:1.487M/前回:1.471M
米国 新築住宅販売戸数 (10月)>結果:679K/予想:721K/前回:719K
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
 【イングランド銀行 ベイリー総裁】
最近の英インフレ率低下は非常に良いニュースだが、これが繰り返される可能性は低い。インフレ率を2%まで下げなければならない。われわれが利下げについて議論しているとか、想定可能な将来に利下げをするとかいう仮定に私が反論してきたのはそのためだ。そうした議論をするのは時期尚早だと語った。
【ECB ラガルド総裁】
経済の短期的な見通しは依然として暗いものの、インフレ率の一段の低下と家計の実質所得回復、ユーロ圏の輸出需要改善で、向こう数年では再び盛り返す見通しだ。先行きを展望すると、インフレ圧力の低下が続くと見込むが、主に一部のベース効果により総合インフレ率は今後数カ月にやや上昇する可能性がある。ただ、インフレの中期的な見通しは引き続き多大な不透明性に囲まれている。金利を現水準で十分に長く維持すれば、物価安定の回復に大きく貢献するだろうとわれわれは見込んでいると語った。
28
(Tue)
オーストラリア 小売売上高 (前月比)(10月)>結果:-0.2%/予想:0.1%/前回:0.9%
米国 消費者信頼感指数 (11月)>結果:102.0/予想:101.0/前回:99.1
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ドイツ連邦銀行 ナーゲル総裁】
総合インフレ率はここ数カ月で大幅に低下したが、この低下が続くと当然視することはできない。エネルギー価格の下落によるディスインフレ効果は消滅し、目標水準からはまだかなり離れている。インフレ率は当面上下し、平たんでない道のりが続くと予想されると語った。
【FRB ウォラー理事】
経済を減速させ、インフレ率を2%に戻す上で政策が現在、好位置にあるとの確信を私は強めている。ここ数週間に目にした状況を心強く感じている。それは経済のペースだと述べた。
【FRB ボウマン理事】
私の基本的な経済見通しでは、インフレ率を2%の目標まで時宜を得て低下させる上で、十分に景気抑制的な政策を維持するにはFF金利のさらなる引き上げが必要だと引き続き想定している。しかし、金融政策はあらかじめ決まった軌道にはなく、経済見通しと適切な金融政策の道筋への影響を見極めるため、今後発表されるデータを注視していく。インフレの進展が停滞している、あるいはインフレ率を時宜を得て2%の目標まで低下させるのに不十分であることがデータで示されれば、将来の会合でFF金利の引き上げを支持する立場に変わりはないと述べた。
29
(Wed)
ニュージーランド RBNZ政策金利発表>結果:5.50%/予想:5.50%/前回:5.50%
ドイツ 消費者物価指数 (前年比)(11月)>結果:3.2%/予想:3.5%/前回:3.8%
ドイツ 消費者物価指数 (前月比)(11月)>結果:-0.4%/予想:-0.2%/前回:0.0%
米国 国内総生産 (前期比)(Q3)>結果:5.2%/予想:4.9%/前回:2.1%
米国 GDP物価指数 (前期比)(Q3)>結果:3.5%/予想:3.5%/前回:1.7%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【リッチモンド連銀 バーキン総裁】
インフレが自然かつスムーズに下がってくるなら、素晴らしいことだ。しかし、インフレが再燃する場合は、金利に関してさらに行動するという選択肢を持っておきたいと思うと述べた。
【アトランタ連銀 ボスティック総裁】
いくつかの重要な流れに関して、明確性が増しているとの感触を持っている。われわれの調査や企業経営者らの情報に基づくと、インフレの下向き軌道は続く可能性が高いと思われる。さらに、、経済活動は今後数カ月に減速すると考えられる。景気抑制的な金融政策と金融環境の引き締まりで経済活動が一段と抑制されていることが一因だと述べた。
30
(Thu)
オーストラリア 建築許可件数 (前月比)(10月)>結果:7.5%/予想:1.4%/前回:-4.0%
ドイツ 小売売上高 (前月比)(10月)>結果:1.1%/予想:0.4%/前回:-0.8%
ドイツ 失業率 (11月)>結果:5.9%/予想:5.8%/前回:5.8%
EU圏 消費者物価指数 (前年比)(11月)>結果:2.4%/予想:2.7%/前回:2.9%
EU圏 コア消費者物価指数 (前年比)(11月)>結果:3.6%/予想:3.9%/前回:4.2%
米国 個人消費支出物価指数 (前年比)(10月)>結果:3.0%/予想:3.0%/前回:3.4%
米国 個人消費支出物価指数 (前月比)(10月)>結果:0.0%/予想:0.1%/前回:0.4%
米国 コアPCEデフレーター (前年比)(10月)>結果:3.5%/予想:3.5%/前回:3.7%
米国 コアPCEデフレーター (前月比)(10月)>結果:0.2%/予想:0.2%/前回:0.3%
米国 新規失業保険申請件数>結果:218K/予想:220K/前回:211K
米国 中古住宅販売保留 (前月比)(10月)>結果:-1.5%/予想:-2.0%/前回:1.0%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ニューヨーク連銀 ウィリアムズ総裁】
金利は過去25年で最も景気抑制的だと推定される。バランスを完全に取り戻し、インフレ率を当局の中長期的な目標である2%へと持続的に低下させるため、景気抑制的なスタンスをかなりの期間維持するのが適切になると想定される。金融当局は景気抑制的なスタンスを取っており、状況は正しい方向に向かっている。さらなる行動が必要かどうか見極めることが可能な状況だと述べた。
【サンフランシスコ連銀 デーリー総裁】
インフレ率は依然として高過ぎ、勝利宣言は時期尚早だ。政策は非常に良い位置にある。われわれは政策金利を大幅に引き上げてきた。インフレ上昇をヘッジするような保険的な思考は現時点で必要ない。金融当局はただ忍耐強く、警戒を怠らないようにすべきだ。利下げに関する話題は現時点では特に有意義ではない、私自身は現時点で利下げは全く考えていないと述べた。
1
(Fri)
米国 ISM製造業購買担当者景気指数 (11月)>結果:46.7/予想:47.6/前回:46.7
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ECB ラガルド総裁】
われわれは既に多くを行った。これまでに使用した弾薬の規模を踏まえ、ECBがどれだけ長くこの水準にとどまるのか、ここから上がるのか下がるのか、どのような決断をしなければならないかを判断する上で、弾薬がわれわれの経済生活にどう影響していくのか。そのような観点から、給与や利益、財政、地政学的な動向など市民生活の要素を注意深く見守ることができると述べた。
【イングランド銀行 ピル理事】
英国の景気が弱まりつつある兆候が見られるものの、インフレとの闘いの手を緩めない。賃金の伸びやサービス価格のインフレなど国内のインフレ圧力は引き続き非常に押し上げられている。経済活動の減速を示唆する兆候は需要側ではなく供給側の不足によるものだ、これはインフレ圧力の緩和に関連したものではないと述べた。

 

翌週の主な経済指標・イベント

3 (Mon)  主要な指標は無し
4 (Tue) タイ王国 – 国王誕生日
オーストラリア RBA 政策金利発表 (12月)
ドイツ・EU圏 サービス業購買部協会景気指数 (11月)
英国 サービス業購買部協会景気指数 (11月)
アメリカ サービス業購買部協会景気指数 (11月)
ISM非製造業指数 (11月)
JOLT求職 (10月)
5 (Wed) オーストラリア  国内総生産 (前年前期比)(Q3)
米国 ADP非農業部門雇用者数 (11月)
カナダ 政策金利発表 (12月)
Ivey購買部協会指数 (11月)
6 (Thu) EU圏  国内総生産 (前期比)(Q3)
7 (Fri) ドイツ 消費者物価指数 (前年前月比)(11月)
米国 非農業部門雇用者数 (11月)
失業率 (11月)
ミシガン大学消費者信頼感指数 (12月)
ミシガン大学期待インフレ率 (12月)

※US=アメリカ、GB=イギリス、GE=ドイツ、EU=ユーロ圏、CA=カナダ、AU=オーストラリア、NZ=ニュージーランド、
SG=シンガポール、JP=日本

③トレード

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
上弦・下弦の線が交差する地点をクロスポイントと称します。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。週引けの縦線にある薄い白色は先々週以前に保有しているポジションです。

USD/JPY_1H今週は持ち越したポジションを利確するにとどまりました。週明けから下落していた為、0.5ラインで撤退しました。利確後に少ししてから同値まで戻ってきましたが、その後に急落していったので撤退は正解でした。146.75で支えられているので、来週のポイントになりそうですね。

EUR/USD_1H今週は火曜の深夜に上段上弦の線で抑えたところを売りで仕掛けました。偶然にも1.10の節目でした。その後0.25ラインで支えられたため利確し、一階層上の0.5ラインで再度売りを仕掛けました。その後は、先週安値を更新しましたが戻して週引けとなっています。

GBP/USD_1H今週もノートレードでした。先週と同じ見解になりますが、一度も週始値を割っていないところがポイントですね。EURGBPのチャート見て頂ければきれいに左上から右下方向へシフトしているのがわかります。

BTC/JPY_1H対円では先週の高値を更新してはいませんが、対ドルでは更新して一時39,000ドルの値を付けました。

さて今週、気になったニュースはこちら
今のお金は快適、CBDC普及を正当化できない──マスターカードがCNBCで語る
”リテール型CBDCを使ったWeb3マーケットプレイス内外におけるシームレスな資金調達と決済の可能性も示した”
CBDCは聞いたことがあっても理解している人は多くはないのでしょうか。
さらに「リテール型」なんて追加されたら???ですね。まぁ金融機関で勤めていればなんとなくでも分かると思います。一般的にホールセールは法人・団体が対象で、リテールは個人を示しますが、CBDCの場合はホールセールが中央銀行と一般の銀行間での取引、リテールは銀行から末端までの取引となっております。このような用語を知っていることで、単にチャートや値段でトレードをする人と差をつける事ができるのではないでしょうか。

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

④今週の格言

認めたくないものだな 自分自身の若さゆえの過ちというものを。

~池田 秀一 / 声優、俳優、ナレーター~

今日はお誕生日リストから声優の池田秀一さんのセリフで一番有名な名言を取り上げました。

色んな解釈がありますが、”若さゆえ”がポイントですね。
これは、年齢だけのことを言っているのではないと思っています。
まずFXの世界で年齢なんて関係ありません。
先日、参加した懇親会でも投資歴1~3年ぐらいの方が多く、10年以上は数えるほどしかいませんでした。
経験が浅いと損切りをしても認めたくないものですが、それがこの名言に表れています。

是非、失敗したときには、この名言を思い出していただきたいと思います。

ちなみに余談ですが、池田秀一さんのセリフで個人的に好きなのはこちら。

春は夜桜 夏には星 秋には満月 冬には雪
それで十分酒は美味い
それでも不味いんなら
それは自分自身の何かが病んでいる証(あかし)だ
By 比古清十郎 (るろうに剣心)

小学生の時に漫画で読んで、良い名言だなと思ってました。
そんな時から、酒が好きだったようです(笑)

 

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それではアデュー♪

 

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